一匹で生きようとしていた、野良猫の子猫、ちゃこ。
WANDSの世界が終わるまではという曲の歌詞の一節に次の部分があります
僕も子供の頃、このような気持ちでした。そんな頃(16歳だったかな)、横浜にいた頃、友達の夜間定時制高校に遊びに行っていて、その帰り道にある居酒屋の前で居酒屋の店主らしき人に蹴られていたのが、この猫でした。
その時は仔猫でした。居酒屋の前でゴミを漁っていたのだと思いますが、その仔猫は人間に蹴られていて、それを見た時に自分を見ているような気がして可哀想で放っておけなくて、僕は友達のリュックにその仔猫を入れて、連れて帰りました。そして僕の家で飼うことになりました。
もう10年以上も前に亡くなりましたが13年以上は生きました。突然の癌で亡くなったのですが、僕が育った機能不全家庭の毒を吸い取ってくれていたかのような、とても優しい猫でした。ずっと陰で家族を支えてくれていたかのような、とても優しい猫でした。
この猫は、とある同居人が現れてから癌になったのですが、その同居人がこの猫をゴミみたいに扱うことが僕は許せませんでした。
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