医療系心理学によるUFO(未確認飛行物体)空飛ぶ円盤とはなにか?

医療系心理学ch!柴犬Rubens(ルーベンス)

今回の動画では、ユング先生による元型論の観点から、UFO(未確認飛行物体)空飛ぶ円盤はどこから来たのか?について、解説しております。

■ナレーション
Fukaya

■台本
空飛ぶ円盤は一体どこからやってきたのか?UFOについて

UFOは、いったいどこからやって来たのか?
医療系心理学から見るUFOの深層。

1947年6月24日
ワシントン州アーノルド事件
アメリカ人のケネスアーノルドというパイロットが、ワシントン州でUFOを目撃したとされる事件。
彼は「9個の奇妙な空飛ぶ円盤が、ワシントンの上空に飛んでいた」と証言している。
この事件によって空飛ぶ円盤、フライングソーサーという言葉が世界中に広まった。

これ以外には
1948年「イースタン航空UFO目撃事件」
1952年「パンアメリカン航空UFO目撃事件」
1954年「BOAC機UFO目撃事件」
1986年「日航ジャンボ機UFO目撃事件」
などがあり、有名な目撃情報を上げていると、きりがありません。
これらに加え有名になっていない目撃談も含めれば、とにかくとんでもない数のUFOが目撃されている、ということになります。

UFOのイメージで一番代表的な形と言えば、やはり、このような空飛ぶ円盤ではないかと思います。
ですがNHKスペシャル「宇宙人を見つけ出せ」という番組では、天文学者の渡部潤一さんが「円盤形のUFOは、あの形は完全におかしい、有り得ない」とハッキリと断言しています。

あの形が科学的には有り得ないと言うのでしたら、UFOのこの「空飛ぶ円盤」のイメージは、いったい、どこからやってきたのでしょうか?

それが宇宙などの物理的側面から来たわけじゃないのでしたら、考えられるのは、人々の心の内側から来ている可能性が大きい、と言う事になります。

さてUFOの深層を突き止めるためには、ここからは医療系心理学の予備知識を必要とします。
UFOの考察に入る前に、まず精神科医であるユング先生による「タイプ論」について簡単に説明しておきます。

この図は、カウンセリングなどの臨床の場面にも役に立つ、心の基本的な発達過程をあらわしています。

ユング派の心理学では人間の基本的な心の機能として「四機能」を考えます。
それではこの四つの、それぞれの働きとは、どのようなものでしょうか?

例えば、1人でだれかと待ち合わせをしているときに、あなたの足下に、こんな仔ネコがやってきたとします。
その時まずはじめに、あなたは、どんな意識が働くでしょうか?

もしあなたが、感覚的な人であれば「この仔猫の姿や体型は?毛並みや質感はどんな感じか?キレイかどうか?」ということを、はじめに意識するはずです。

ですが、もしあなたが知的な思考タイプであれば「この仔猫の種類や習性は?原産地はどの国で、どのような経緯を持っているか?」というようなことを意識するはずです。

また、もしあなたが感情を主体にしているタイプなら「この仔猫は可愛いか?可愛くなか?どのくらいの値打ちがあるのか?」ということを気にするはずです。

もしあなたが直感を主体にしているなら「この仔猫はどこから来て、どこへ行くのか?これからどうなっていくのか?」
ということをまずはじめに気にするはずです。

これらの、それぞれの四つの観点から見て、はじめて、このネコの全貌が明らかとなったと言えるでしょう。

ユング派の心理学では、この四つの働きのうち、どの働きを最も優位に働かせているのかで、個人の最も基本的な性格の部分が決まると考えています。

また性格面について見ていくと、思考を主体的に働かせて日常を送っているタイプの人は、こんな性格になりやすいようです。
感情が主体となっているタイプはこんな感じの性格となりやすいようです。
感覚が主体となっているタイプはこんな感じの性格です。
直観が主体となっているタイプはこんな感じです。

職業で言うと、例えば思考の働きを主体的に働かせて生活を送っているタイプの人は、科学者や官僚、政治家などに多いので、彼らは感情面については無意識的で、未分化なことが多いようです。

また、感情が主体となっているタイプの人は、専業主婦や保育士さん、あるいはアスリートにも多く見られます。
かれらの傾向としては、思考面が無意識的で未分化な人が多いと考えられています。

また直観が主体となっているタイプの人は、芸術家や作家、占い師や、お喋りを得意とする芸人さんにも多く見られます。

ですがもちろん人それぞれですので、例外はたくさん有り得ると思います。

この四つの働き、あるいはこれに外向と内向を付け加えた合計8つの心の働きがあって、はじめて、心の全体性となります。

また、こちらは「女性的な心の働き」と「男性的な心の働き」をまとめたものです。

女性性とは、感情の豊かさや他人との関係性のことを言います。
男性性とは、判断力や自立性、理論性などのことです。

このような女性性と男性性の2つがそろって、はじめて、心の全体性となります。

そして精神科医であるユング先生によると、面白いことに、このような心の全体性のイメージは、全人類に共通に備わっていると言います。

全体性のイメージは、人種や時代には関係なく、世の中の全ての人に共通であって、誰でも持って産まれてくるとされています。
もちろん、この動画を見て下さっているあなたにもです!

こちらの図は、わたし達の普遍的な心の側面を図にしたものです。

この図は普遍的なので、人種や時代に関係なく、わたし達、全ての人に、あてはまるのです。
そして、全体性のイメージであるセルフの元型的なイメージは、この図の中心に記されています。

その理由は、セルフは心の全体性でるだけではなく、心の中心的な働きも持っているからだと言います。

それではセルフなどを含め、元型と呼んでいるものは、いったいどのようなものなのでしょうか?

元型とは、動物で言う「本能」と同じようなものだと言います。

本能と言っても、食欲や物欲などの、一般的な願望とは関係がありません。
ここで言う本能とは、誰にでも産まれつき備わっている「基本的な行動や言動のパターン」のことを言います。

たとえば渡り鳥は、誰にも教わらなくても、既に決まっている目的地へ飛んでいく、という行動パターンを、はじめから持って産まれてきます。
渡り鳥は、本能的な働きに基づいて目的地に辿り着くことができるのです。

蜜蜂は、本能的に、たくさんの草花から蜜を集めてくるという行動パターンを、はじめから持って産まれてきます。

イヌにしてもネコにしても、それぞれの生き物には、産まれつき、もともと備わっている本能的な行動のパターンというものがあるのです。

ユング派の心理学では、人間にも、そのような本能的な何かしらの行動パターンがあり、それは産まれつき備わっていると仮定して考えています。

ユング先生は、そのような本能的で普遍的なパータンを、元型と名付けていています。

元型は、行動パターンでもあるのですがイメージでもあります。
そして今回の題材となっているUFOは、このセルフと呼ばれている元型的なイメージと深い関わりがあるのです。

セルフとは、先ほど説明した「心の全体性」のイメージのことで、このイメージが空飛ぶ円盤いわゆる「UFOの正体」ではないかとユング先生は言っています。

もちろん、これは説であって状況証拠しかありませんので、この説を信じるか信じないかは人それぞれです。

たとえばこの図にある、グレートマザーの元型的なイメージは、実際の母親や祖母、あるいは神話の登場人物などに投影される場合が多くあります。

影の元型的なイメージは、アニメやゲームに登場する悪役であったり、あるいはニュースに出てくる犯罪者に投影されやすいですし、昔の人々は、影の元型的なイメージを、民話や昔話に登場する鬼や悪役に投影してきたと思われます。

それではセルフの元型的なイメージは、どこに投影されてきたのでしょうか?

テレビや新聞などがまだ無かった昔の時代は、やはり神話や伝説に登場する主要人物や、神が宿っているとされている動物、あるいは尊敬されている偉いお坊さんや神父様、その地域の最も偉い人物などに投影していたようです。

また、セルフは心の全体性のイメージですので、わたし達が眠っている時に見ている夢の世界では、指輪などの「円形の形のもの」として表現される場合もあります。

そして、UFOの典型的なイメージである空飛ぶ円盤も、円の形をしています。

それでは、UFO目撃の歴史は、一体いつから始まったのでしょうか?
それは相当、古い古代にはもう既にあったようです。

ですが、爆発的にUFOの目撃情報が増えてきたのは、おそらく「1947年」の頃からだと思われます。

この動画の冒頭に取り上げていますが「空飛ぶ円盤」という言葉が世界中に広まったのは「ワシントン州アーノルド事件」が発端となっており、それは、1947年のことなのです。

そして、この事件を皮切りに、UFOの目撃情報は、爆発的に増えていると言います。

ではなぜこの時代に、UFOがたくさん現れるようになったのでしょうか?
いったい、この時代に、何が起こったと言うのでしょうか?

まさか、宇宙人が地球を発見したのが、たまたまこの時代だったので、この頃からたくさんUFOが飛んでくるようになった、とでも言うのでしょうか?

残念ながら、それは違うと思います。

それでは、1947年の人々に、いったい何があったのでしょう?
その頃の時代背景について、少し考えてみましょう。

1947年の、UFO目撃情報が爆発的に増える以前までは、人々の生活は、宗教が色濃く根付いていました。

例えば、地震やカミナリ、台風などが起これば、それは神様の仕業だったと多くの人は思っていたのです。
ですがだいたいこの時代から、人々は神様を信じなくなってきています。

宗教は棄てれてしまい、神様の教えよりも、科学的根拠を求めるようになってきたのが、だいたいこの時代なのです。

アメリカやヨーロッパでは、核兵器を作りはじめた頃から、宗教を捨て去る人が増えてきはじめており、科学を重んじる傾向が大きくなったと言えます。

そして私たち日本人は、戦前までは信仰深い国民性であったのが、敗戦してから、急激に無宗教の人が増えたという時代背景があります。
敗戦は1945年、昭和20年のことです。

なので最も注目すべき点は、人々の価値観が、宗教から科学に、劇的に変わってしまった時代に、UFOの目撃情報が爆発的に増えてきている、という点にあります。

人類の歴史において、ある時期から「科学こそ真実だ」と考える人が爆発的に増えてきて、神様を信じない風潮となったわけですが、「UFO」の目撃情報は、その時代から爆発的に増えている、というこの現実は、いったい何を意味しているのでしょう〜
〜続く〜

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