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「目標」という名の「ノルマ」

私が雇われていた、というか、契約していたのはママワークスを運営している親会社なのですが(契約もそちらとしている)、なぜか、無関係のキー●ーソン●というところが営業の委託を受けていました(知りたい方は検索したら出てきます)。ややこしいので親会社をA、営業しているところをBとします。

テレアポの電話をする行為を架電、と言いますが、これを独自のツールを使い、トークスプリクト(台本)を読みながらやるわけです。

最初の頃は相手側にも失礼がないようにと、渡されたリスト(おそらく業者から買ったと思われる)にかけていくのですが、そもそも「商材」がなんなのかわからず電話をしているので、不安がかなり強く、神経質にならざるをえませんでした。
スプリクトを読んでくれ、と言われ、実は私は「? プログラムのなにを読めと?」となってしまいました。
つまり、自分達の「当たり前」は相手も「当たり前」という前提だというのがわかります。
スプリクトは英語で「台本」のこと。なら、誰でもわかりやすく台本と書けばいいのです。なぜわざわざ横文字にするのかわかりません。
あとは、
「クロージングをして」
ともよく言われましたが、
これは英語ではまったく違う意味になりますし、企業用語だと「契約締結」という締めくくりに向けて使う言葉です。
しかし、私のしていたことは相手の社長のアポイントをとること。
クロージングではなく、ここでは交渉である「ネゴシエーション」を使うべきでは? ともなりました。
とにかく迷惑電話に認定されているのも知らなかったですが、検索で出てくる「馴れ馴れしい」というのは、

合ってます。

だって、台本と、そうするように

指示されている

からです。
なので、電話する人のせいではなく、台本を使い回しているA社の落ち度とも言えます。
こんなのでアポイントがとれるのかと不安になりましたが、まあ、当たり前にとれません。
しかし

共用チャット

にて、B社の方から、
「今月の目標は●件です。すでにショートしていますので協力お願いします!」
ということを何度も何度も言われます。
そう、端的に言いますとこれが、

ノルマ

となります。
B社の人はもちろん契約している私の上司ではありません。
しかし、話を聞くとここが私に給与を払うということらしく、
頭の中が、???でいっぱいになりました。

そもそも、アポイントをとって欲しいならリストを精査すべきですし、とれるように台本を構築し直すという、土台を見直すべきことです。
アポイントをとるのが仕事でも、

なにを扱っているかわからない

という状況ではどうにもできません。
言ってみれば、人海戦術、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、ってやつですね。
電話した先の若い社長に怒られましたが、まだ始めて2日目くらいで、
「自分の勤めている会社のことはきちんと知るべき」
「あなたの上司はなにしてるの。きちんと教育すべきでしょ」
と小言を食らいました。もっともだと思いましたが、そもそも

育てる気がない


のでは、成長するわけがありません。
今では言い返せますが、始めたばかりなので謝ってばかりでした。
こんな感じでゴリ押ししてくるので、ハラスメントになりかねないと思って注意をしましたが、一度言っても直らないなら無駄なのはわかっているので、一度だけ言いました。
まあそれでよくわからないことを言われましたが。

とにかく、目標を立てるのはいいとしても、それを何度もしつこく言ってくる以上、これが当たり前だと思わないと心理的に追い詰められてしまうわけです。
そもそも目標値はアポイントをとるテレアポの我々が設定していません。
そして、個人事業主として契約している以上、B社はなんなんだ? ってなりますよね。
A社から指示されるならまだしも、って思いますし、あなたはどこの誰なの? というのが続きます。

これから始める方も、今やっている方も、きちんと契約書はスクショしておいてください。あとで見れなくなるのでほんと。
大事です、ここ。

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