ヒーラーの行う動作のなぜ?と、自由で面白いエネルギーの世界

エネルギーヒーリングの話題を増やしている今日この頃だが、前回まで私のヒーリングスタイルが「体を触らない」ものだということに言及し忘れていた。私のやり方はエネルギーにふれるけれど、体には触らず、ハンズオン(手を置く)ヒーリングでもない。
★前回◇「エネルギーヒーリングの豆知識、見え方感じ方など+セミの音」

それから、この機会にエネルギーヒーリングについての私のスタンスをいくつか示しておくと、私はヒーリングの際に「体を治そう」とはしていない。
これについては過去のマガジン★霊的な目覚めと創造★内の記事に親しんでいただくと、「体はない」という表現を使うこともある私の観点が伝わると思う。

また、文字で解説するだけではエネルギーヒーリングの「やり方」を詳しく伝えることは適さないと思っている。だからそれを主眼とするのではなく、日常で簡単に実践できること、心構え、エネルギーへの理解を深めること、また、知ると面白い豆知識的な情報などに焦点を当ててお届けしている。

今回は、ヒーリング中にヒーラーが行う所作。何をしているの? と疑問に思うような動作について例を挙げながらの解説と、エネルギーヒーリングは物理法則の枠から自由であることをお話しする。

エネルギーと一体化して扱うとき、独自の動きが登場する

人によってはエネルギーヒーリングはじっと手をかざしているだけというイメージを持っているかもしれないが、その一方で、ヒーリングする人が空間で手をひらひらさせていたり、お湯を撹拌するときのように手を回していたりというのを目撃して、「妙な動きをするなぁ」「何をしてるのかなぁ」と感じた経験がある人もいるに違いない。
ヒーリングは根本は「意識で行う」ため、動きは必ずしも必要ではないのだが、あった方がやりやすいという背景がある。詳しくは後述する。

ヒーリングを行う人の中には、自分の知覚している世界を言葉で説明することが難しかったり、解説の必要を感じなかったりで、寡黙な職人さんのようにもくもくと作業している方もいると思う。私もその気持ち、わかる。
けれどもこの記事で私の例を紹介し、「こんなことをしているよ」と伝えれば、読んでいるあなたのエネルギー世界への理解が増す上に、あなた自身がヒーリングする側になるときも、体験する側になるときも、これまで以上に世界が広がって楽しめるだろうと思う。

昔は私も、個性的なヒーリングスタイルのヒーラーさんの情報を聞いたり、ときには自分が体験したりして、詳細は理解しないまま単純に面白いなぁと思っていたことがあった。変わった人もいるものだと感心するほどの独自性を発揮している人もいて、しかし効果は確かだと評判なのだった。

果たして、その頃よりもエネルギーの扱いに長けた現在の私は、やはりヒーリングの最中に自然と独自の動作をしていることがある。
すでに述べたようにじっとしたまま、体はどこも動かさずに意識だけでヒーリングすることはできるのだ。できるのだけれども、私たちは物理的な動きにインパクトを感じるあり方をしているので、動作があった方が実感と、エネルギーと一体になる感覚が増すのだった。

縮小、遠隔、物理世界の常識から自由なエネルギーの働き

ここで、動作の意味がわかりやすそうな例を挙げよう。
ヒーリングする相手の体の全長、端から端までをなぞりながら、往復させてエネルギーを流したいとき、どうする? 相手の体の大きさに沿って等身大にあなたの手を端から端まで行ったり来たり動かす必要はない。
そのスタイルがやりやすいならそうしてもいいが、そのように大仰なことは必要ではない。
この例の場合、意識だけでなくあえて自分の手を使ってエネルギーを流すならば、相手に流したいエネルギーの道筋の通りに手を小さく動かせばいい。
つまり、対象を「縮小」できるのだ。全身の小さな相似形のように。すると、ちっちゃく手を振る動作だけで端から端まで十分に事足りる。

こうした原理は、目の前に相手がいるヒーリングよりも、遠隔ヒーリングの方がおのずと実感しやすいかもしれない(遠隔ヒーリングとは物理的に対面していない相手に行うヒーリングで、距離は関係がない)。
たとえば、これは私のやり方ではないが、遠隔ヒーリングでは以下の手法がある。

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