屋上菜園で作った野菜で「鮮度まもる君」の実験 その2
こんにちは、キャベツ店長(鮮度まもる君担当)です。
今夏、会社の屋上で野菜づくりをしてきまして、少ないながらも収穫できました(収穫までの経過はこちら)。
前回のゴーヤに続き、今回も採れた野菜で「鮮度まもる君」の実力を検証してみました。
まずは、ピーマンから。
鮮度保持機能のある「鮮度まもる君」に、収穫したピーマンを入れます。
初回(ゴーヤ)で、いきなり失敗した経験をふまえ、冷蔵庫で保管しました。
なお、前回も紹介しましたが、鮮度を保つ仕組みはこんな感じです。
青果物から発生する老化・成熟物質のエチレンガスを、水と二酸化炭素に分解することで、鮮度を長く保つ、というものです。
そのため、エチレンガス分解の過程で発生する水分を吸収する目的で、キッチンペーパーに包んでいます。
ゴーヤと同じで、目立った変化がありません。
しかしその前に、迂闊なことに2個とも同じ袋で保管してしまって、これでは比較実験になっていませんでした…(なんて初歩的なミス!恥ずかしい!)
上の写真ではわからないですが、30日目には少し傷みがでてきています。
さらに裏側には傷が目立ってきました。
通常はピーマンを1か月以上保管(放置)することはあまり考えられないので、この辺で処分しようかとも思いましたが、いずれにしろ、食べるのはやめた方がよさそうなので、どこまでもつか、引き続き保管して、最終的に収穫から1か月と3週間後まで観察してみました。
45日目まで保管しましたが、カビで傷んだ部分以外は、最後までしっかりした肉厚感のある状態を保っていました。
とはいえ、食べるのは無理があるので、ここで廃棄。
これが、「鮮度まもる君」の効果なのか、冷蔵庫で低温保管した効果なのかは、この実験では何とも言えません。
屋上では、今日現在もピーマンが実っていて収穫できるので、もう一度実験してみたいと思います。
さて。
ゴーヤもピーマンも、エチレンガスの発生量、感受性ともに低いとされる野菜なので、イマイチ効果が見えづらかったですが、ミニトマトはもう少し目に見えた違いが出ることを期待しつつ、ごくわずかしか採れなかった貴重なミニトマトを使って実験してみました。
(ミニトマトの栽培に失敗した経緯はこちら)
今回は袋ではなく、容器タイプの「鮮度まもる君コンテナー」を使用しました。
水分対策にキッチンペーパーを使うのはピーマンと同様です。
うっかりまた1つの容器で実験し始めましたが、途中で追加の収穫ができたので12日目から比較観察を開始しました。
鮮度まもる君コンテナーでの保管も、画像では7日目からになってていますが、ほぼ採れたてと変わらないので、ご容赦を。
改めて写真を並べて比べてみると、かなり違いがあります。
「鮮度まもる君コンテナー」の方は、1か月たってもほぼ変わらない状態ですが、一般的な容器の方は、かなり水分が抜けてしぼんできています。
さらに保管を続け、一番右側の画像は「鮮度まもる君コンテナー」の方は2か月、一般的な容器の方は1か月と10日目の比較です。
実験開始日に約2週間差がありますが、明らかに一般的な容器の方が傷んで、カビも発生しています。
(下が同日の拡大画像)
これは、はっきりと違いがわかるし、効果が実感できる、と言っていいのではないでしょうか!?
もう少し行けそうな気がしてきて、実は今も保管し続けています。
カビの広がり方にかなり差があります。
「鮮度まもる君コンテナー」で保管している方は、ヘタの部分を取り除けばまだ何とか食べられそうです。
かなり勇気がいりますが、次回はこれを切って、中身を確かめて、可能なら味見まで……できるところまで、やってみたいと思います。
それでは、また✋