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菊池桃子のラムー1988年

1988年はかえるちゃん忙しかったよ。
昼間彫金アトリエで仕事して、夜はススキノの飲み屋でバイト。
週末はナイトクラビング。
めっちゃ酒飲んでたなぁ。
沖縄にくる前の年だったから貯金を心掛けてよく働いたし、テレビなかったし見ることもなかったよ。

その年、アイドルと思ってた菊池桃子が「ロックバンド」のラムーを始めたんですよね。
ラムーの活動期間は1年間だったみたいなんですけど、たまたまテレビでチラ見して、あまりに酷いんで見た記憶から消し去っていました。

あれから30余年。
なぜか動画で見たんですけど、これ全然ロックじゃない。
ほんとにロック調の曲を与えていたらヘタクソなりに菊池桃子ももう少しがんばれてたかも。
たとえばロバートパーマーのアディクティドラブみたいな感じだったらそんなに桃子浮きしてなかったかも。
よりにもよってブラコンとテクノポップを合わせたような曲調だったから、菊池桃子の声じゃそもそもが無理。
発声ちゃんとした人じゃないとサウンドに負け過ぎ。
顔は抜群に日本人としてかわいいんだけど。
荻野目ちゃんみたいな感じだと合ってたのかも。

衣装も肩パッドすごかったりアースウインド&ファイヤーみたいなエスニカンなテイストだったり、当時の流行ではあったんだけど、菊池桃子には似合ってない。

かえるちゃんは発音が良くないとかそう言うことにはわりと寛容で、とりあえず聞いてあげようと思ってるんだけど、ラムーはかなり聞いててつらい。
かえるちゃん基準で悪夢の外国語曲はレスリーチャンが日本語で歌ったマシュマロって曲。
チャゲアスが作ったみたいよ。

ラムーはなまじっか黒人のコーラスのお姉さんたちがちゃんとしてるだけに菊池桃子の歌の稚拙さが目立って損ね。
けどラムーが80年代シティポップのくくりで再評価されてるとも聞いたからお姉さんたちもすこし浮かばれるかな。

ラムーを聞いたらお口直しに聞きたくなったのがリックジェームスのラブガン。
リックジェームスはいろんなジャンルの曲のいいとこ取りがうまかった人で、この人のことはパンクファンクとジャンルづけする人がいるみたいだけど、ラムーとけっこう近い感じがします。
コーラスのお姉さんたちも楽しそうにパフォーマンスしているし、かなりビジュアル的には好きな曲です。
リックジェームスはドス黒いファンクって感じの声で野太い獣みたいな声がいいです。
MCハマーの世界的なヒット曲、タイトル忘れましたが。
それはリックジェームスのスーパーフリークをサンプリングしたものなので聞けばわかるかな。
貼っておきますね。

この動画はアメリカでの何かの授賞式のステージだと思うんですけど、リックジェームスのバッドボーイなパフォーマンスが好きです。
ただ思うんですけどこの人は尊敬されない黒人だなって。
まぁやってることも婦女暴行やドラッグと勝新並みなんですけど。

このスーパーフリークと言う曲は美少女コンテストをテーマにした映画で、ダンスの審査でおじいちゃんが選んだ曲、って設定で使われていたのでいろんな意味でオールドアメリカンテイストなんでしょうね。

菊池桃子のことを書くつもりが半分以上リックジェームスの話になってしまったんですけど、どちらもすてきな曲なのでよかったら聞いてくださいね。
ラムーは貼りませんから探してご覧ください。

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