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あっという間に大きくなる

「なんか息子、おおきくない?」と昼頃夫がつぶやいた。

わかる。わかるぞ。私も今朝、寝ている息子を見て「あれ、なんか大きいな……」と思ったのだ。

毎日接しているのに、時々こういうことがある。
ある日急に大きくなっているように感じられるのだ。

極めつけは、箪笥の下の方にいれてあったサイズ100のズボンを息子が引っ張り出して履いたのが、割とジャストサイズだったこと。

ユニクロの通販で送料無料にするために買ったズボン。まだ大きいだろうと、下の方に入れておいたのに。

思ったより、長さが余ってない。
えっ、息子の足ってあんなに長くなってるの?

開いてみたときは、いつも畳んでるのに比べて随分長く感じたのに。

サイズ100の壁は、なんとなくデカい。

もっと先のことだと思っていた。
買ったものを広げると大きく感じられるし、なんというか、小学生前後の子どもが着るイメージがあった。

だってだって、生まれた時は、30とかそのくらいのサイズを着てたのだ。

それが2歳でサイズ100。
なんということだ……よくわからないけど、衝撃である。

子ども服は、おおむね身長とサイズが一致している。
3月に計った身長は95cmだったから、それなりに妥当なんだけれど、サイズ90や95に比べ100は随分大きく感じてたから、もう少し先のことだと思っていたのだ。

はぁ、もうサイズ100ですか……。

3桁になったからか、なんなのか、自分でもよくわからないけど、もうそんなに、そんなになってしまったのか、と思う。

私の身長は156cmしかない。
態度と横幅がデカいのでそうは見えないらしいのだが、実は小柄だ。

2歳の息子が既に私の約2/3の大きさなので、1年後には追いつかれてしまいそうな気がしてくる。

もちろんそうならないことは、頭ではわかっている。

わかっているが、実は竹のようにニョキニョキすくすく育ってしまって、あっという間に見上げるようになってしまうんじゃないかと、少し寂しい。

はやい、寂しがるのもはやいよ……!

当の本人はすくすく成長していてもまだまだ甘えん坊さんで、よく抱っこを所望するし、ゴロゴロいちゃつくのを喜んでくれるし、まだほっぺすりすりもさせてくれる。

むしろ甘えて突撃してきたり抱っこする際に15キロの体重を受け止めるのが大変になってきたのだが、こんなふうに甘えてきてくれるのも今のうちなのだろう。

こんなにどんどん成長していってしまうものなのだなぁ。子どもってすごい、エネルギーの塊で、尊くて、はかない。

そんなことを歯を磨きながら思った土曜日なのでした。

#エッセイ #育児 #子育て #子供の成長 #2歳

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