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ツール・ド・おきなわ2017

今年もツール・ド・おきなわが開催された。
響きからすると楽しくて気持ち良さそうだが、様々なレースが開催される中、市民210キロは市民レースの最高峰と言われ、ダムを超えたりアップダウンが激しく、11月とはいえ熱い日差しの中沖縄県の約半周を走る過酷なレースである。

過去4年間夫にくっついて行っていたが、今年は息子が産まれたため、おうちでお留守番。

夫はロードバイクに乗り始めた年からいきなりこの最高峰レースに挑戦しており、去年4回目にしてようやく完走の目標を果たせた。

今年は仕事が忙しすぎて、また妻(私)が吐きつわりで寝込んだり出産したりとプライベートも慌ただしく、実業団レース以外は全然練習ができていなかった。

結果としては、そんな中でも完走した。
ただし、40キロ地点で落車したため満身創痍。
よく完走したなと思う……。

ツール・ド・おきなわはゼッケン番号を入れると完走タイムと順位が出るシステムを導入しており、離れていても結果がわかる。
最後の関門の足切時刻あたりに検索したらまだゴールしていなかったので、これは今年はダメだったかな、リタイアはともかく事故ってないといいなと思っていた。
その十数分後にもう一度検索したらゴールしていたので、おお!よく完走したな!ギリギリだけど!と思っていたら生きてはいたけど無事ではなかった。

「高速落車」「ヘルメット割れた」「首痛い」「寒気がしてきた…」とか言うので翌日目が覚めないのでは、と心配した。(ちゃんと完走後に救護室で診てもらったとのこと)無事目が覚めて、漁港やらなんやら観光を楽しんで帰宅したのでほっとしたところ。

とはいえ昨夜は飛行機の遅れにより終電で帰ってきた夫の擦過傷だらけの背中の手当てに付き合ったので寝不足だ。
安いから、とか言わず来年からはもう少し早い時間の飛行機で帰ってきてほしい。

長距離練習全然できてなかったよね、と聞いたら、沖縄が今年3度目の100キロ超え走だったそうな。
少ない。本当によく走れたな。

沖縄も4度も同行していると、夫の自転車仲間さんとも顔見知りになる。
ツール・ド・おきなわはやはり皆さん力を入れて来るが、レース数週間前に落車して鎖骨を折ってしまったり、強い方がその日は体調不良でリタイアしたり、何年も挑戦していて念願の完走を果たしたり、一方で毎年安定の完走をしている方もいて、様々だ。
今年は、メンバーの中1人だけ、途中体調不良で吐きながらも走ったけれど最後まで持たなくて完走できなかったそうだ。
充分根性ありすぎだろう……。

去年、観戦バスツアーでも通らない山のコースに興味があって、車で走ってみたのだが、アップダウンの激しさ、距離の長さ、山深さに引いた。どう考えても自転車で走るところではなかった。心折れそう。
それでも走るのだからすごい。
ちなみに、米軍在留反対運動をする方々とも遭遇し、そういう沖縄も感じられるルートだった。

もはや年に一度の恒例行事になっているが、来年は息子を連れていくのだろうか……。
成長具合がわからないけれど、連れていくとなると大変そうだなぁ。
夫の夢は息子を抱いて表彰台に登ること、だそうだが、ツール・ド・おきなわでそれをやるのはレベル的にも家族の協力の面でもハードルが高そうだ。
まずは近場のレースで叶えられるといいですね。

#エッセイ #自転車 #ロードバイク #ロードレース #ロードのり #旦那さまは自転車のり #ツールドおきなわ

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