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太ももはボンレスハムではない

旦那さん、ロードバイク乗りなんです、というと、大抵「へえ!太ももすごそう!」と言われます。

実のところそうでもないです。
おそらく競輪選手の足のムチッとした、そこだけボンッと発達した足のイメージなんでしょう。

もちろん、筋肉はついていますが、恐らくみなさんがイメージしているものとはちょっと違います。

自転車乗りの筋肉は、割と全身にバランス良くつき、いい感じの細マッチョが出来上がります。

私も実はちょっとだけクロスバイクに乗っていた時期があるのですが、スポーツバイクに乗ってみると、お腹や背中の普段使わないインナーマッスルが前傾姿勢で鍛えられます。
あと、二の腕のこれまた普段意識しない筋肉が発達したりします。
乗った後は腕とお腹のなんか内側の筋肉が痛くなりました。

脂肪は燃えるし、体幹鍛えないとブレてスムーズに進めないし、体重いと登れないし、筋肉で走るより全身で力まずペダルを回せたほうが走り続けやすく、結果的に引き締まる方向に体が向かう感じがあります。

なので、ガチロード乗りは、シルエットはすっきりめだけど、ぎゅっとつまった印象の体つき。
太ももは横より前後に筋肉がつくイメージです。ずんぐりむっくりした方はあまりいない気がします。

体幹を鍛えて、コンパクトに抵抗少なく走れるようになろうとすると、体つきも無駄がなくなるんじゃないかなぁと思われます。

そういえば、旦那さんが筋トレしてるのはみたことがない。
あ、時間がないだけらしいです。

うちの旦那さんは、元々スポーツ経験のほとんどない、色白ひょろひょろオタクでした。
筋肉がつきにくく、実業団で走り始めて3年間くらいは、ひょろひょろしたビジュアル。4年目くらいから急に体が出来てきた印象があります。

旦那さんいわく、最大パワーを高めるトレーニングを4年目から積み始めたから、らしいです。3年間は基本的な体力づくりやベース作りにかかった時間だそう。

よく飽きずにがんばれたな。

側からみていても、うちの旦那さんは本当に自転車が好きなんだなぁと思います。
じゃなきゃ社会人やりながら過密スケジュールでトレーニングしたりレース出たり出来ないですよね。

自転車仲間さんとお会いしたこともあるのですが、みなさん軽く頭おかしいくらい自転車が大好きです。

こういう方達と一緒だから、続けていられるんだなぁと感じます。

最初に実業団に所属したのは、自転車ウェアを扱っているお店の練習会に出たのがきっかけと聞いています。
そこから人との出会いが色々あって、現在に至るのでしょう。
うちの旦那さんは自称コミュ障のアニオタで、実際ちょっと不思議というか挙動不審な部分もあるのですが(ひどい言い方でごめんね)、謎の可愛がられ力があって、良いかたがたに恵まれている気がします。

そういうところが、何気にすごいと思うんですよねぇ。

#エッセイ #自転車 #ロードバイク #ロードレース #ロードのり #旦那さまは自転車のり

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