コロナウイルスって性格悪いよね

21日に緊急事態宣言が解除され、上昇傾向に戻ったコロナウイルス感染者数ですが、コロナウイルスって相当性格悪いですよねって話です。
私見ではあるんですけど、天然痘とかエボラ出血熱が流行りだすと絶対ほとんどの人が恐れ慄いて、それこそ頼まなくても自粛モードに入ると思うんですよ。誰だって死にたくないですからね。まあ、致死率が高すぎて感染が広まらなかったりみたいなこともあるんですけど、それでもそうやって明らかに目に見える脅威ってやっぱりその分だけ恐怖を掻き立てるんですね。だから、危険と言えば危険だよね見たいなウイルスが近くで流行るよりも、超絶危険なウイルスが遠くで流行る方が多分人々の関心も強くなるんじゃないかと思うわけです。そう言ったあれこれとか考えてみると、コロナウイルスって年代によって大きく致死率に差があるんですよね。それで加重平均取っててみてもそれほどインパクトのある数字にならないんじゃないかと思うのですよ。(素人目線からすればね)だから今回のパンデミックみたいに「コロナは風邪と一緒で怖くない」みたいな考えが出てきてしまうのはある意味予定調和みたいなものですよね。ここにコロナの悪辣さがあるわけです。

さらに言うと、致死率の低い若い人はどう考えるかっていうと、「どうせ死なないんだから自由にさせてくれよ。」「インフルと変わんないじゃない。」「自由の侵害だ。」みたいなことになっちゃうんですよね。そうなると脅威が目の前にある高齢者からすれば「若い人が出歩くからー」みたいな対立構造を生んでしまうと。若い人だって高齢者と関わる機会あるのに、どうせ罹んないし移さないんだからいいじゃない、致死率も低いんだし、みたいになるわけですね。ここで国は当然全国民を守りたいので全員の自由を制限する方向に動くわけです。ここで行われるのは、「この自由制限は正当であるか」という議論ですね。どうしても若者対高齢者という構造になってしまうのは仕方がなく、おそらく今は誰しもが回避を望んでいるために表面化していないんじゃないかなぁと思ったりするわけです。(してないですよね?)

そんなわけで、コロナウイルスは年代や地域によって差を作ることで人間の間での対立を生む、また、そこまで致死率が高くないことで恐怖心を抱かせない、さらに、そのことが「コロナは風邪であり、そんな危険なものは存在しない」と言う考えを生む、ということです。どうですか?ここまで状況を見てみるともう誰か(神?)が意図的に、察知されずに人を間引こうとして作ったプログラムのように思えてならないのですよ。これはもう悪辣とか、性格が悪い話で済むものではないのですが、こんな状況の中でも「コロナは怖くない」という人を見かけると、相手の術中にうまくハマってるなぁ、とか、奇襲で真っ先に死ぬタイプだなぁ、みたいな感想しか出てこないので、周りがどうだとかいうスケールで測ってはいけないと思うんですよね。多分コロナは周りに入ってきて仕舞えば当事者になってしまうのでもう手遅れだと思うのですが、、、

ということで、皆さん。自分だけの経験則ではなく、広い視野を持って、正しく恐れましょう、と私は今更ですが声を大きくして言いたいです。恐れすぎることも恐れないこともいとも容易くできてしまうが、正しく恐れることはとても難しいことである。という言葉が残っているくらいですので、いかに正しく恐れるかを肝に銘じてコロナ第四波に備えましょう!

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