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Your Songと織田裕二そして和久井と大地真央それから山田、田中、黒木

第二弾

  歌がつなぐドラマ
君の歌は僕の歌 エルトン・ジョン

1970年のエルトンジョンの[your Song ]
 1992年に東宝映画「君の歌は僕の歌」エンジェルが公開された。その主題歌が[your Song]


 織田裕二と和久井映見共演のファンタジックなドラマ。
2人は前年公開の『就職戦線異状なし』でも共演している。2年続けての共演作品というのは珍しい。最初のシーンのワーゲンのくだりは、六本木の龍土町美術館通りの少しへこんだ突き当たりの場所で、バブル景気の六本木の、懐かしい空気が表現されている。撮影に人々は寛大だった様な気がする。

1992年監督渡辺孝好

 この映画のポイントは主題歌で使われているエルトン・ジョンの「YOUR SONG」(僕の歌は君の歌)。この曲がものすごく効果的に使われている。
1970年のエルトンジョンのyour Songは1992に日本映画として蘇るのである黒土三雄の渋滞も、ケニーGのThe Momentが使用されている。これについては第三弾としょう。曲と映画作品の関係は卵とニワトリの様な関係でどっちが先ということではなく、お互いにインスピレーションを与えあっている。

その後の世界では日本の歌も映画やドラマの曲がヒットすることが多くなったようだ。

織田裕二 和久井映見 大地真央


 映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』はラグビーのシーンが随所に出てくる。主人公(織田裕二)は大学ラグビーのスター選手 試合中の相手チームの非道なラフプレーを許せずに相手選手を殴ってしまい、その後ラグビーを続けることができなくなり、卒業後の今は普通のサラリーマンとなっている。その後、彼女(和久井映見)とある骨董店の前で出会ってその後2人は恋人関係になる
 天使”(大地)が魂を引き取りに姿を現し 天使の持つ生命のパワーを分けることで、彼女を助けることができることを天使から告げられるが、代償として二人は出会ってから今までの記憶をすべて失って、知らないもの同士になってしまうのだ。それでもいいと受け入れる彼。実は、人間的な感情が芽生え始めた“天使”は、彼女を助けることより、自分が恋心を抱いた彼が自分自身のことを忘れてしまうことを悔やんでいるのだ。そして、彼女は助かり、今までの二人の記憶がなくなった彼らは、ある日、再び例の骨董店の前で、知らない者同士として偶然再会する・・・エンジントラブルを起こして止まっているワーゲンのビートル(車の色に気をつけて)。天使は、もう一つの代償として、自身の生命を削ったことで、年老いて人間になってしまったようである。花屋の主人役、三木のり平も大事なエッセンス。実は、彼は先輩の“天使”だったらしいが、ある理由で年老いてしまった。天使には会ったことはないが愛のキューピッド👼がいるのは確かな様だ。映画は作り話だけど、事実以上に真実に迫ることもある様だ。私たちが映画の登場人物を自由に動かせる様に我々にも台本はあるのかな。映画の登場人物達はエンディングには気付かないし光と影に過ぎないこと気づくはずはない。人間がつくつた光と影が見るものに感動を与えることも事実である。

エルトンジョン
Your Song(君の歌は僕の歌)は他にも使用されることになる
 エルトンジョン/グレイテストヒッツ」テレビドラマ「イグアナの娘」主題歌:YOUR SONG 同挿入歌として
Your Song」は、山田涼介(Hey! Say! JUMP)が田中圭と共演するTBS系ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」の主題歌として
『虹色デイズ』の挿入歌に決定!! ちょっとおバカでお騒がせな男子高校生4人の[友情]と[恋]がギュッとつまった感動青春ストーリーなどなど
 
19689年創作当時
 Johnはこのとき24歳
作詞は、当時同居していた Bernie Taupin(バーニー・トービン)

24才ジョンとバーニー

Your Songは
イギリスで最高4位を記録し
 日本のオリコンシングルチャートでは 1992年11月11日に映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』の主題歌としてシングルが再発(このときのカップリングは「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」)された際に、同チャート93位を記録し、1996年5月13日にはテレビドラマ『イグアナの娘』の主題歌として再発され(このときのカップリングは「イエス・イッツ・ミー」)、同チャート49位を記録した。
 [B面だったyour Song ]
1970年4月10日発売のアルバムで『僕の歌は君の歌』に収録され、アメリカでは10月にシングル「パイロットにつれていって」のB面として発売された。この曲はエルトン・ジョンとバーニー・トーピンが一緒に暮らしていた頃に作り溜めしていたものの一部で、1969年10月27日に作曲された。バーニーが朝食を採っている間、エルトンはバーニーが以前から作成していた歌詞に対してわずか10分間で作曲した。エルトンは「リヴィングに持っていって、ピアノに座って一読したんだ。美しい歌詞に美しいメロディを、良すぎて台無しにしないようにしなければと思った。インスピレーションが凄く湧いて、一気に曲書き上げてバーニーを呼んだんだよ。二人とも聴いた時に気がついていたと思う、これは成功に向かって進んでいる確信があった」と回想している。以来、エルトンはコンサートでほとんど欠かさず演奏するほど気に入っており、バーニーもインタビューで「私はそれ以来すばらしいラブソングを書いていない」という。さて
名曲がインスピレーションを与え新しい作品が出来上がるということについて話しておきたい。前回ユーミンの「冬のおわり」の話をしたが、ジョンのYour Songもまたそういった曲の一つである様だ。ここから余談ですが、この詩のはバーニーがジョンにジョンがバーニーに捧げる愛の歌ではなかったのか、たんなる男性が女性に向けた愛の告白ではなく愛というものが、ジエンダーを超えたものだということを証明しているのでは無いかと思う。そう思うと歌詞がふにおちるのです。そんなことどううにでもイイと思うかも知れません。どう解釈するかは本人次第ですから。さらに飛躍して神に捧げる愛の讃歌として聴くのはどうですか。ぜひ一度そういう観点からこの曲を聴いてみて下さい。時代を超えて何度も甦るものの正体を感じてください。
第三弾は映画監督黒土三男と長渕剛とケニーG

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