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「人材育成をどうやって取り組んだらいいか?」を考えてみる

人材育成は、最近よく聞かれます。特に、来客や見学の方、外部の関係期間の方と話しているとよく出てくるキーワードで、「人材育成ってどうやってますか?」「法人内にどんな仕組みがありますか?」って聞かれることは多いように思います。

聞かれると、いつもなんて答えようかと迷うことが多くって、特に大したことをやってるわけでもないし、法人内の取り組みを考えてもまだまだ仕組みが整っていないこともあって不十分さもあるわけなので、偉そうにコメントすることもできず、でも、自分なりに思うことは一応コメントさせてもらっています。

人材育成は、「個人」と「集団(職場環境)」に分けて考えたほうがいい気がしています。「個人」は、働くスタッフ一人ひとりのことで、人材育成を個人にスポット当てて考えてみると、「やりたいことをやってもらうこと(任せること)」に尽きるような気がしてます。

スタッフ一人ひとりは、入職前に何かしらのきっかけで障害福祉の仕事に興味を持ち、求人を探して応募してきているはずです。「やってみたい」「役に立ちたい」などと障害福祉に対してポジティブな気持ちはあるはずで、それならその気持ちを活かすほうがスタッフ本人も喜ぶように思い、「やりたいことを聞いて、できる範囲で担当してもらう(任せる)」といったスタンスで人材育成しています。もちろん、任せながらもSVやOJTなどのサポートは続けています。

また、「集団(職場環境)」はスタッフ一人ひとりのやりたいことを叶えられる場所でもある一方で、理念やミッション、クレド(行動指針)が統一されていることが職場環境に求められるように思います。「自分たちの法人・事業所の『らしさ』とはなにか?」「自分たちは何を大切にしたいか?」が朝礼やミーティング、会議などで適宜確認(振り返り)をして、その中で、一人ひとりがやりたいことを任せてもらい、一人ひとりが主体的に支援現場で働くことを理想とした人材育成でありたいと思っています。

就労支援の仕事をしていていつも思いますが、「誰と働くか」「どんな環境で働くか」は、就労定着支援をする上でとても大事です。それは、障害の有無に関係なく、誰にでも当てはまるように思います。

人材育成が気になる経営者の方や管理者の方がおられるとしたら、まずは、スタッフにやりたいことをやらせてみるのも一つかもしれないです。でも、その時に、やりたい放題では困りますから、組織が大切にする理念やミッションを伝えて、それに沿った形でやりたいことにチャレンジさせてみて、スタッフが次第にやりがいを感じてくれるようになると、人材育成も組織育成も好循環が生まれるような気がします。

まぁ、僕が偉そうにコメントするほどではないですが、個人もチームも大切にした育成でありたいと思います。

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