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スプラトゥーンを3から始めた人間の1年間成果報告

★前回のあらすじ
 ひよっこだった私がついにバンカラマッチに手を出し、ランクAまで到達した。その過程で少しだけ触れるブキも増え、どんどんと楽しみが増えていくうちにスプラ3に触るのが日課となっていった。


スピナーを掘り下げる

 スプラ3を始めた最初の頃、「どうしても塗ってチームへ貢献したい」という思いから握った「LACT-450」。これが長らく私の愛用ブキだったが、他のブキも触り始めると「敵を倒す楽しみ」を本能で理解するようになっていった。

 そんな需要を満たしてくれたのが前回も触れた「バレルスピナー」で、チャージの独特具合さえ克服すればかなり楽しいブキに感じた。ここでスピナーというブキ種をもっと深堀りしてみたいなと思い始める。

なんだかんだ性に合ってはいた

 だが、ハイドラントは移動・チャージの遅さが「とても重い」ように感じ上手に扱えない。クーゲルシュライバー・ノーチラス47は特徴的なギミックが使いこなせないと躓いてしまう。どちらもサーモンランならある程度取りまわせる自信があったのだが、やはりPVPとPVEの差と言うのは大きい。

 最後に後回ししていた「スプラスピナー」を触ることに。何故避けていたかといえば、スペシャルのウルトラハンコがブキ種とアンチシナジーだと思い込んでいたからだ。なぜ中長距離ブキが前に出るスペシャルを使わにゃならんのだ!と言っていた訳だ。

 とはいえ、ちょうどこのブキ模索をしている頃のアップデートver.3.1.0で強化が入っていた。ちょうどいいタイミングだし、自分の推論が正しいかどうか確認してみるか、くらいの気持ちで試してみる。

素人目に見ても強い強化

 で、実際の対人戦で分かったのが、このブキの「シューターと殴りあう程度の射程」と「奇襲性気味にぶつけるハンコ」は想像以上に噛み合っていた。また、シューターと違ってヒト速が乗りやすいことから相手との距離を詰めたり、ステップで回避を試みたりできるなどの魅力もある。そんな軽快さと相まった爆速のチャージ時間が癖になって仕方がなかった。

 そして、私の根源的な欲求である「塗りたい!」という意思に関しても最大限尊重してくれる性能が備えられている。とどめにサブのクイックボムが壁塗りからけん制、とっさの足場確保と融通が利いて大変便利。

 「スプラスピナー」を触るにつれ「こいつが一番自分に合っている気がする」という念が高まっていく。だんだんと使用頻度が上がっていき、バンカラマッチなどにも持ち込むようになり、ついには使用可能ブキから愛用ブキへとランクアップしたのだった。

専用のコーデまで作っちゃった

限界を探るやりこみ

 私は生来「ゲームは遊ぶもの」だと思ってきた。詳しく言うと、それ自体でストレスを溜めない程度の熱量で付き合うということだ。ただ、本作では時々欲が出て本気になってしまう…もとい「むきになってしまう」のだ。『スプラ3』というゲームの魔力なのかもしれない。

バンカラマッチ

 使用ブキをスプラスピナーに定めてからもラクト時代と同じく主戦場は「ガチエリア」だった。他のルールと違ってエリア以外の「ルールによるオブジェクト」が存在しない分、ナワバリバトルに近いという点が感覚的に楽だったから好んでいたように思う。

 ブキを変更してから思ったのは「エリアのウルトラハンコって強くない?」ということ。ナワバリなどより敵味方の位置が固定されやすいので1度に2、3キルが取れたりするのはザラ。とりあえずエリアを取り返したいときに塗りに使ったり、めんどくさい長射程ブキのポジに投げ込んでもいいのが便利だった。

 また、メイン性能に関してもLACT時代より相手への圧をかけられるようになったことから、立ち回りの「逃げに使う時間」が減ったのが良かった。これでエリアを塗る時間が増えることから勝利に貢献しやすくなったように思う。LACTで全部的確に射抜く実力があればブキが変わらなくても活躍出来たんじゃないかというのはナイショ。

 結果として「半年」の時に目標にしていたA+に到達することができた!マッチングしてくださった味方の皆さんには感謝してもしきれない。これより先は魔境のS帯になるので正直腰が重いが、気が向いたら挑戦してみようとは思っている。いつになるかはわからないが…

一番高かったポイントはコレ
もうすぐ昇格戦ではあったんだけど気力が足らなくて…

サーモンラン

 とりあえず、日々のプレイでは報酬ゲージが1200到達時点で撤退。基本的には「ゲソやギアなどを稼ぐためにやるもの」と位置付けていた。もちろん仲間内で通話しながら連携して遊ぶのも楽しい良コンテンツだ。

 シフト変更の度にプレイするような時期があったため、オオモノ100体撃破とオカシラ10体撃破のバッジは綺麗に集めきった。なんなら一部は1000体倒して銀バッジを手にいれている。こういった実績要素は極度なやりこみをしていない身でも嬉しいものだった。

 さらにバッジ集めの欲は加速する。明らかにブキ構成が良い回などはちょっと欲張って「でんせつ200」を目指し、ステージごとのバッジを回収しようとし始めた。

現在のコレクション

 自己分析ではあるが、私はおそらく「でんせつ200」が実力相応なのだと思う。むしろ単純なプレイスキルだけなら少し下かもしれない。だが、サーモンランは力量を知識で大きく補うことができる点が面白かった。そのため、新ステージ、新ブキの登場時はしっかり情報をインプットするよう努めている。

 実際はその時々のコンディションやWaveの運によって到達地点はバラバラ。好条件が重なった時はでんせつ600を超えたことがあるが、どうしても「ドン・ブラコ」だけは200に到達したことがない。たつじん+3に何度か落とされた経験もあり苦手意識を持っているが、なんとか克服してバッジをもぎ取ってやりたいと思っている。

最高到達地点はでんせつ770!
危険度MAXに挑戦できなかったのが悔しいところ

ふらっとイベントに立ち寄る

 発売されてから時間がたったこともあり、毎日の継続プレイ癖も次第に抜けて触る機会が減っていった。とはいえ、何かイベントがあるとやっぱり触りたくなってしまうのが私の習性だった。

フェス

 友人と示し合わせて同じ陣営に入り、Discordで通話しながらだらだら遊ぶ。フェスの一番の楽しみ方と言えばコレだ。自分の陣営が勝ってくれれば嬉しいが、そこらへんは深く考えず「お祭りに参加している」こと自体を楽しむ感じでいる。イカ世界の住人くらいお気楽。

 ただ、バッジコレクターなのもあって、トリカラは積極的に参加していたように思う。おかげで攻撃・守備の両側での10勝は達成した。最近のアップデートで10倍マッチの勝利数によって手に入るバッジも出たらしいので、そちらも是非手に入れたいと思っている。

ハイカラシティで踊ってるシオカラーズが見られるのもいいね

イベントマッチ

 「2023夏 Sizzle Season」から追加された要素で、特定のルールにのっとって行われるバトル。ガチンコの実力勝負の時もあるが、私が好きなのはやはり特殊ルール採用時だ。

 ルールによってブキが限定されていたりするだけのこともあるが、仕様にまで変更が入りハチャメチャな戦いが繰り広げられるのは見ものだった。特に印象深いのは初期にやっていた「ウルトラショット祭り」だろうか。チャージがドンドン溜まっていき、敵味方問わずウルショが飛び交い、ヤグラが蜂の巣になっていくのは面白かった。

 あとは、ランダムブキバトルの「ブキチ杯」も楽しかった。触ったこともないブキを渡されるのはサーモンランで似た経験があるが、こと対人戦となると一気に扱えなくなるというのは1つ学ばせてもらった。それでもブキとの一期一会の戦いは記憶に残るものだった。

ビッグラン

 サーモンランにハマっている人間がこのコンテンツを嫌いな訳がない。たった2日の期間限定ステージを遊ぶチャンスを逃す手がなさすぎる。どんなに久々のプレイで腕が鈍っていようとも参戦した。

 バトルステージを舞台としたバイトになるため、多少の修正があろうともかなり歪なバランスである、というのがいい。グリルやヒカリバエなどの安置が次々と発見されるSNSの動向も眺めていて楽しく、そういったリアルタイムな攻略の過程も合わせてのコンテンツと言えるだろう。

直近のビッグランではギリギリ上位20%に食い込んだ

 一方で、同じくサーモンランをベースとしたコンテンツ「バイトチームコンテスト」は一切やっていない。バイトにはその時々にしかない状況をいかに切り抜けるかが醍醐味と捉えているので気が進まなかった。もちろん、規定された状況を最適化していく楽しみも存在すると思うが、「合わないコンテンツ」は触らないのが私のプレイスタイルなので回避させてもらった。

その他もろもろ雑多な話

・アップデートごとに新曲が来るのシンプルながらとても嬉しい。
 「2023夏 Sizzle Season」のPVにも使われた「ツートンテリトリー」はかなりのお気に入り曲になった。

・サーモンランばかりやっていてドリンクチケットがめっちゃ余ってる。
 はした金でいいから売らせて欲しい。せめて同時に飲ませて欲しい。

・というか、ギアパワーのかけら自体が滅茶苦茶余ってる。
 もう欲しいギア構成はほとんど実現可能な領域にある。200個越えてるやつが使い終わる日は来るのかな?

・ロッカーのコーディネートが終わらない。
 アップデートでどんどんオキモノが増えるから悩ましい。今はスプラスピナーの色合いがなじむように周りを調節するのに勤しんでいる。

・ナワバトランクの上限解放してくれないかな~とは言ったが50から999に変更されるとは思ってなかった。どんな人間が達成できるんだコレ。

次の1年へ

 発売されてからの総プレイ時間は650時間だった。私としてはこの1年があっという間に過ぎてしまったように感じているが、その間に『スプラ3』からたくさんの喜びや楽しみを提供してもらえたことに大変感謝している。その中でいくらかの成長もあっただろう。

 だが、本作のアップデートは後1年続くので、これはまた折り返し地点にすぎない。もう半分終わってしまった、ではなくまだ半分もあると好意的に考えている。

 今後のアップデートで気になる内容と言えば、やはりDLCコンテンツ「サイド・オーダー」だろう。公式ホームページで「2024.12.31(火)までに配信」とあるので、時期がさっぱりわからない。思ったよりすぐに来るかもしれないのでしっかり待ち構えていようと思う。結構楽しみ。

 また、これはサーモンランが好きな私の個人的な要望だが、新種のオカシラシャケの登場にも期待している。新たな状況に順応していくバイターのみんなの腕の見せ所となり盛り上がること間違いなし。ぜひとも実装していただきたい。

 などと、1プレイヤーの妄言もまき散らしたところで、この記事はここまで。あと1年、いままであったコンテンツ、これから来るコンテンツに思いをはせながらこれからプレイしていこうと思う。

さぁて、今日・明日のフェスはえいえんのフウカ派まで頑張るぞぉ!

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