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【八王子市】高尾山学園へ視察|不登校過去最多 誰一人取り残さない支援
先日、八王子市内にある「高尾山学園」に視察へ行ってきました。
◼︎高尾山学園HP
https://hachioji-school.ed.jp/takao3g/
高尾山学園は、平成14年に新設開校に向け事務局が立ち上がり、平成16年に開校致しました。
当時の市長、黒須市長のトップダウンで行われたとの事。また当時の教育長、成田一代教育長の存在も大きかったと思います。
高尾山学園は、病気や経済的な理由を除き、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因や背景により登校しない、または登校したくてもできない児童、生徒のために小中併設で開校されました。
もう開校して20年も経ち、そのノウハウはかなり貴重なものと思いました!
既に八王子市内の小中学校と連絡し、不登校の子ども達やご家族への対応など行われているとの事。また、八王子市教育委員会の職員も高尾山学園に常駐し、密な連携を取っている形態は、他の自治体にもあまり例がないのではと思います。
先日、視察行った際も、全国から自治体、議員らの視察を受け入れており、特に最近の不登校児童、生徒の増加の対応は、喫緊の課題であると感じられます。
さて、高尾山学園の中で見られる特別なものとしては、プレイルームがあったり、授業は全て移動して科目ごとの教室で行ったり、また相談室や子ども達と保護者、様々な方々との交流の機会を作ったりと、工夫がされています。
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特に感じた事は、「子どもの居場所」を大切にする事と思いました。また同時に「人と人との機会を作る事」。
高尾山学園の校長先生がお話しして印象に残ったことは、
「人によって傷ついた心は、人にしか癒せない」
最近、タブレットやICTなど不登校の対策として使われているが、これでは子ども達に寄り添った本当のケアとは違うと改めて感じました。
この高尾山学園でのノウハウは、八王子市内に限らず、全国へ広げていきたい経験と実績が詰まっています!
高尾山学園の運営は、不登校の対応に限らず、通常の義務教育の学校運営や教育方針にも取り入れるべき考えや教職員同士とのコミュニケーションなども参考にすべき点が多く存在すると感じました。
P.S.
高尾山学園を設立した時の成田一代教育長は、僕が小学生の時の校長先生でした。
当時、小学6生の時にアメリカのオレゴン州にあるリバティ小学校へ小学校の企画で1週間のホームステイに参加しました。
この事業を立ち上げたのも成田一代先生でした。(今は、ホームステイ企画は無くなりました。)
アメリカの小学校では、教室内にお菓子やゲーム、本など色々置いてあり、ソファーやクッションなども。
子ども達の自発的な行動を大切にする様な雰囲気が印象的でした。アメリカの小学校の教室を思い出させる様な雰囲気が高尾山学園でも見られました。
今回、視察に行き、当時の成田一代教育長の視点も感じられた学校でした。
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