僕らはもっと努力をしなければならない
*今日の記事は閲覧注意です・・・・
「障害のある方が心を込めてつくりました」
物を売るときにその言葉って要りますか?
大手企業でさえモノを売るのに苦労しています。「集客」と「広告」は商売をするひとにとって一番の課題で、日々頭を悩ませているのではないでしょうか。
大企業でさえ、ですよ。
僕らのいる「福祉」業界は「集客」や「広告」なんてすっ飛ばして薄利多売競争があたりまえなんです。しかも販売の主戦場は「福祉バザー」。集客や広告なんて主催者がするものって思っています。
「福祉バザー」なるイベント自体はいいのですが、そこに来る客は関係者がほとんどで、そこでモノを売っても業界内で回っているだけなんですね。それは本当のニーズとはいえないとおもっていて。しかもどこか募金的な空気感があるなぁと思っていました。
ちなみにこの業界には10年以上いますが、過去なんども経験しました。ブースの前を通ったら買わずに帰るには「悪い気がする」。だからちょっと買っていこうという気遣いがビンビンに伝わってきて、まさに募金感覚。そう思っていただけること自体は悪いことではありませんが、そう思わせてるのが情けなくて。
モノを売るのに「障害者」、「まごころ」、「一生懸命」なんて言葉は一ミリもいらなくて、もっというなら施設感すらいらないと思ってます。
おいしそう、オシャレやなという感覚から興味をもっていただいて、購入してもらえたなら誰が作ってようが誰が販売してようが気にされなくてもいいと思ってます。
購入してくださった方のごく一部の人が後から「あ、そういう施設が作ってるんやな」って気づいてくれたならそれだけでいい。それでこそ本当の社会参加だと思ってます。「障害のある人の仕事力を正しく伝える」という理想的な実現の仕方。
アプローチ方法をかえるだけで世間の人たちへコミットできるならそうした方がよくて、売れないのは行政のせいでもお客さんのせいでもありません。努力することをあきらめた我々支援者のせいです。#しばかれるぞ
僕たちは意識を変えるところから取り組みました。パティシエ、フードコーディネーターさんを巻き込んで利用者さんが気軽に作れるレシピの開発を依頼。そのレシピをめちゃくちゃ練習して、仕入れ先もこだわって、原価計算もきっちりやる。パッケージもプロのデザイナーさんに依頼し、売り方、魅せ方も研究していきました。わからないことはなんでも聞くし、良いものをつくりたい気持ちの表れで施設内でもモメたりもしました、、、。
めちゃくちゃお金も使っているし、人も動いてくれているし、頭も使っているし、意識も変えてきました。職員全員が同じ想いでいることからスタートし、利用者さん「全員」にこれから仕掛けていく場所と、同時にその厳しさやその先にあるやりがいを伝えて、職員・利用者さん全員が同じ想いで動いていくところまでもっていきました。
そうじゃなきゃ絶対上手くいかない。
もちろん僕らも上手くいく保障なんてないけれど、失敗もあるだろうけれど、何度だって挑戦しつづけますよ。笑いたい人は笑えばいいし、この記事読んで気分を害したならそれでもいいです。でもその時は聞かせてください。
「あなたはどんな努力をしましたか?」#なにかあったのか?
やるからには絶対に結果をだします!
僕ら(支援者)はもっと努力をしなければならない、、、そう思います。
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