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見向きされているものに手を出すな

この世で価値のないものは何か?

と問われたら、それはきっと、

「人に見向きされているもの」と考えます。



完全に価値がないとまでは言いませんが、

手に入れてもさほど利益にならないだろうなと思います。


みんなが価値を認めているものは、
どう考えても価格が釣り上がってしまう。

だから買ったところで高いし、
そもそも皆が持ってたら希少価値なんか無い。

その内、値崩れを起こすのが関の山でしょう。



価値があるのに、何故かめちゃくちゃ安くなっているものを保持して、

時には売ったり、プロデュースやプロモーションをかけた方が絶対にお得。



2000年のマイケルジャクソンがそうだったように。



マイケルジャクソンといえば、
私からわざわざ説明しなくても良い程有名人。

ですが、彼には当時、様々なスキャンダラスな事が着いて周り、
精神的にも不安定な生活を送っていました。


新曲が出ない、露出回数が減る。

露出したと思ったらスキャンダル。


彼のコアなファンも、その芸術活動を楽しみにしている訳ですから、

それが無くなってしまえば当然のようにファンが離れる。



まさしく、2000年頃のマイケルジャクソンは

「見向きのされなくなった存在」

となっていました。



とはいえ、

彼のPVや音楽、ダンスのセンスは時代を超越しているのはお分かりになるでしょう。

この令和を迎えた時代に彼のPVを見てもいまだに興奮しますし、

もう、なんていうか、凄い!!!!!!!


本当に価値のある存在というのは誰もが認めるところです。


それがたまたま見向きがされなくなった。



そんなことに気づいた1人の男性が、彼を「買う」事になります。

価値のあるものが、安くなっていた。


そしてその男性はマイケルジャクソンにこう持ちかけます。


「世界ツアーをやってみないか?」


実は、彼はそれまでアメリカ中心でのみ活動していた。

世界には、彼を待ち望むファンが大勢いた・・・



「This Is It」はその様にして始まった。


誠に残念ながらそれを披露する事なく、

マイケルジャクソンは旅立たれてしまいました。


ですが、もし、あれが実現したらと思うと・・・



世界から戦争が消えたんじゃないですかね?

いやホント。


それくらいのインパクトと期待感でした。



さて、話を元に戻して、私が言いたかったことは冒頭のような事なのです。


大事なのは周りがどう決めたか?


ではなく、


私がそれにどれだけの価値を見出せるのか?



ということが非常に大事なんだと思います。



ダイヤの原石を買ったり、
掘ったりするのは素晴らしい経済活動だと思います。


ですが、


「私はこれが新しいダイヤモンドだと信じる」


と、手の中にあるものを見せつけるのも、実に気分がいいものですよ?


S,cat


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