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クリエイティブ思考とブレインストーミングの秘訣 〜カッコいいコピーライトのつくり方<ブレスト小話4>
ブレインストーミング。皆さんは、どう活用されていますか? ソーシャルクリエイターズ・スクールで講師を勤める二人が、ブレインストーミングの使い方を深掘りします。今回は、いよいよ、ブレスト小話最終回です!!
※この記事は音声メディアVoicyの「芝哲也のクリエイティブ・ジャーニー」より、008「ブレインストーミングについて 仕事編」をNote記事用に再編したものです。音声で聞きたい方はぜひ、右下のリンクからお聴きください♪
(前回から続く)
【芝】ありがとうございます。キャッチコピーなどを作る際に、ブレストをしたりしますか?
【上野】使ってますね。本の帯を書く時にはキャッチコピー案を、それこそたくさん考えるんですよ。日頃から頭の中で考え続けて、浮かんだらメモするみたいな感じで取り組みます。そういうことしつつも、時間を取ってキャッチコピーを、ブレストで出していくことをやったりもしました。
ブレインストーミングで、30分間だけプロのコピーライターになれる!?
【上野】最近は、SNS広告のキャッチコピーを作る際に、ブレストを進化させて、取り組んでいます。この技を使うと、30分間だけプロのコピーライターのように「良い」キャッチコピーを出せるようになります。
まず、世の中を騒がせたキャッチコピーや自分が良いと思うキャッチコピーを集め、付箋に書き出してブレストを行います。グループで4、5人で行うと、50枚から60枚ほどの付箋が集まります。お互いに持ち寄ったキャッチコピーを見せ、「良い理由」が似ているものをグループ化してまとめます。こうすることで、短期間でキャッチコピーをマスターできます。
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【芝】この手法、すごく面白いですよね。一瞬だけ、めちゃめちゃうまくなるみたいな感覚に陥る。でも、30分ぐらいしか持続しない。僕が提唱する手法(アーキタイプ)の応用ですよね。
このワークを通して、電通さんで新人が実施すると言われる「写経」と呼ばれる、コピーライト年鑑を全部を書き写すことをやっている感じです。短時間だけど、みんなで一緒にできて、みんながクオリティを上げる状況が作れるっていうことですね。
【上野】ブレストは、複数の人が一気にアイデアを出してくれるので、人の多様性を生かしながら、アイデアの凄さやキャッチコピーの良さなどを見つけるのに最適なツールだと思います。改めて、本当にいろんな使い方があると思いますね。
ブレストの際に色分けすると、ワークの結果を見返しやすい
【芝】あとは、後で見返しやすいように、色に意味を持たせるようなことをしてますよね。
【上野】やってますね。仕事でオンラインのホワイトボードツールを使うことが増えてきたため、色に機能をつけたりすることで、後で見返す時にわかりやすくなっています。
私たちは基本的に黄色を使っており、ピンク色は「インサイト」を書き込みます。インサイトとは、ワークをやっていなかったら気づけなかったであろう、新しい驚きがあることです。また、黄色の中でアイデアが強いものはオレンジ色に変えたりすることもあります。
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こうすることで、あとで見返した時に「この時はこういう話をして、このインサイトに気づいた」ことがすぐに判別できて、まだ「仮説として使っていないインサイトを次回のSNS広告の時に使ってみよう」といった判別がすぐにできます。
【芝】色のルールを決めることで、機能性を持たせ、色に意味を持たせることができます。繋がりが見えるのが良いですね。
【上野】色に機能を持たせるのがおすすめなので、ぜひ皆さんもやってみていただけると嬉しいなと思います。
POSTSPICT
皆さん、4回にわたって、ブレインストーミングの使い方を掘り下げてきましたが、いかがでしたか。個人的には、コミュニケーションツールにもなる、という点が驚きで、わたしにとってのインサイトでした! 次回もお楽しみに!!
Edited by Eddie U
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