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無難と難有りとセレンディピティの関係性

セレンディピティ・ブックス・ダイアローグ2回目DAY1開催レポートです。

セレンディピティ・ブックス・ダイアローグ(以降SBD)は、2020年11月29日に産声を上げたばかりの新しい読書会の手法です。


詳しくは、▼▽▼ こちらの記事 ▽▼▽ をご覧ください。

公式Facebookページは、開設し1ヶ月も経たないうちに100名以上の方にフォローいただきました。
ありがとうございます。

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Facebookページはこちら ▽




この読書会は、DAY1とDAY2の2日間で構成されているのが、まずは大きな特徴です。

セレンディピティ・ ブックス・ ダイアローグ



第2回 DAY1の今回も、たくさんの”見えない”を丁寧に考え、そのうえで「セレンディピティをたのしんじゃおう!」と振り切る勇者の皆さまがご参加くださいました。
ありがとうございます!

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まずは、今回ご参加くださった皆さんからいただいた感想をご紹介いたします。



「純粋に楽しかったです。普段の生活で寄り道をしたくなりました。本屋さんでも、教育コーナにすぐに行かず、まずは他のコーナーに寄ってみるとか、そういう行動をしてみたいと思いました。」


「セレンディピティはすごく大事だと以前から思っているけれど、買い物も音楽もオンラインで完結することが増えて、自分の行動をもとに商品や選曲もレコメンドされる。自分の好みの延長が画面に増えて、それ以外に目を向けることが減っているこの頃だと思っていた。
例えるなら、すごく煮詰まった濃い煮汁のような。
一度捨てたいと思っても、キャッシュをクリアする勇気まではない。
最近はなかなかゆっくり本屋さんにもいけない中で、ぜんぜん違うところから本を選ぶ体験自体が新鮮で楽しかったです。」



「読む本をみんなで選ぶ作業自体がすごく楽しかったです。選ぶプロセスの中で、自分の前提ってこういうのがあるからこういう選択をしているんだな、ってのがあぶり出されました。
これから必要な変化というものは、自分の前提ではないところにあるのではないかと思うと、だからこそ、皆さんと力を合わせることが必要だし、この活動に自分がすごくワクワクしました。」


「セントラルクエッションを考える上で、『課題や敵がある』という前提で考えていたり、課題を解決しなくちゃいけないとか、効率的な変化ってなんだろう、と瞬時に思っていたかも知れないと気づきました。」



このSBDの対話では、ファシリテーターを用意しません。
その分、対話のための時間をたっぷりご用意しています。

その日に出会った人たちで、少しずつ探るようにぽつりぽつりと対話をしながら思考を深めていきます。

するとあるタイミングで、うっかりしていた「大切なこと」に気づきはじめます。

「私たちはどうしたいの?」と。

「セレンディピティ・ブックス・ダイアローグ」の意味に立ち返る瞬間、参加者の皆さんの心に「冒険者」マインドの火がぽっと灯り、笑顔がひろがります。
声のトーンも一段上がります。

私たちは、普段思った以上に「解」に対し最短距離で到達しようと、直線的な思考を重ねています。

大人になると、なにか「答え」や「解決策」を求め本を手にとったり、誰か権威ある人の「読むべし」に従ってポチッとしたり。

気づけば、読むこと自体が目的化しているような読書も増えたような気がします。

日常生活の中では、この思考の癖や枠に気づかないまま、リスクや無駄を最小限に抑え無難に生きています

ここで一つの疑問が湧き上がります。
「無難」は喜びにつながるのでしょうか?

逆に「難が有る」とは、不幸なのでしょうか。

ここで「ありがたい」の語源を思い出します。

「ありがたい」は漢字で書くと「有り難い」
意味は、
①またとなく尊い。もったいない
②感謝したい気持ちだ。身にしみて嬉しい

有り難いって、思いがけない幸運を掴む意味の「セレンディピティ」と通じそうです。

あえて寄り道をしてみる。
あえて普段の自分とは違う選択をしてみる。

そっか。
だから、冒険者マインドになった瞬間、みなさんが笑顔になり声が弾んだのでしょう。
心の距離もぐっと縮まり、みんなが「楽しかった!」と感じたのかも知れません。

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皆さん、笑顔が素敵ですね。


セレンディピティとは、けっしてただ待っている人のもとに訪れるものではないと言います。

この「難が有る」状況を選び自分の糧とする行動が、セレンディピティを呼び、喜びにつながり、「ありがとう」がこぼれる状況を生むのかも知れません。

また、難を面白がって受け入れ越えていこうとするマインドは、気づきを与えその人を成長させる
でしょう。


これを、読書会という気楽な機会で経験しておくことで、実生活の中でのこれからの選択や行動に影響をもたらしてくれるかも知れませんね。


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SBDは、柔軟にさまざまなテーマや書籍、難易度での開催が可能です。

書店の個性を生かした選書での開催も、新たなファンを生み出す可能性が大いにあると思います。

チームビルディングを兼ねた企業研修にも最適です。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
(SBDは商標登録申請準備中です。)

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