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とある園外保育を目の当たりにして

noteって読んでると自己啓発とかポジティブ思考とか、ちょっと陽なイメージがあるんだけど、私の偏見ですかね。私はネガティブを書きますけどね。

先日、職場(子育てひろば)でのこと。
プチ遠足企画で、ご近所の小さな公園に乳幼児たちが遊べそうな道具を積んで、誰でも使ってどうぞーということをやっていました。
この時期、親子だけで公園に行っても寒いだけなので、みんなでキャッキャ遊ぶと体力削るし寒くても楽しいよねっていう主旨で。

同じ公園に、園庭のない保育園さんご一行がやってきて。お、一緒に遊べそうな人たちが来た!と
「道具、自由に使ってくださーい」と言うと
「いいんです」という返答。そっかー、壊す壊される問題、持ち帰りたいと泣く問題、色々あるしな…独自で持参してるのかも、と思っていると
あらゆる遊具にアルコールを散布し「OKでーす」とやっている。なるほど、この園では消毒したものでないと触らせない決まりなんだな〜。

こちらが持ってきたボールやシャベルやロープは、どんなに触りたくても触らせない。ダメダメ言っている。持参した道具は無かったんだね。消毒済みの遊具オンリーなのかな。
そして枯葉を触って遊んでいる。あら?それはいいんだ。
道具と枯葉に、なんの違いがあるのだろう。
子どもにどう遊んで欲しかったのだろう。

私たちばかり自由にあそんでるのが、ちょっと申し訳ない気持ちになり、使っていない道具はこまめに片付けた。そのくらいしか、協力できることがなかった。

せっかく遊具を消毒したけど、あちこち触った手で園児以外の子が遊具を先に使うかもしれない。公園だからね…。園児が触ってるその葉っぱ、実は私と子どもたちが散々遊んだ残骸なの…。
見えないコロナから、園の外でも戦っている先生たち、もやもやしないだろか。苦しくないだろうか。

思わずどこ保育園さんですかー?って尋ねちゃったよ。

コロナの性質は、刻々と変容し続けていて、私たちの対応も常にアップデートしていかなくてはいけない。
何がコロナ予防に効果的で、何が意味なくて、公園で子どもを遊ばせるねらいは何か。
考え続けるのが、自由に繋がる唯一の方法なのでは、と思った一件でした。

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