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娘の社交性

ぼくは小さい頃、グループを作って遊んでいる子たちの輪に入っていくことが中々出来なかった。既に出来上がっているように見える関係性にどう関わっていけばいいのか、皆目見当がつかなかったからだ。だから、何となく関わる機会を掴まえて、次第に仲良くなる、というようなケースが多かったような記憶がある。

この点、娘(3歳)はぼくと正反対のアクションを起こす。年上の女子と遊ぶのが好きな彼女は、公園に遊びに行くと、まず「おねえちゃん」を探す。見つからなくても、近い世代の女の子に狙いを定める。

ぼくらが足を運ぶ公園は何ヶ所かあるので、相手が娘と初対面であることが多い。だけど彼女には全く関係はない。遊び相手を見定めると、臆面もなく話しかけるのだ。

「こんにちは」「何してるの?」といいながら、個人だろうがグループだろうが突撃していく。先方がすぐに受け容れてくれる場合は、もう遊んでいる。何なら相手を引っ張っている。一方、話し掛けに応じてもらえないケースも勿論あるのだが、この場合も全く怯むことはない。

相手が関心を示さず去っていくならば、「遊べなかったね〜」と言って次へトライ。相手が最初ちょっと難色を示すくらいであれば、関係なくどんどん話しかけるし、一緒に行動することで、結局いつの間にか遊んでいる。

娘は本当に人と関わるのが好きだ。そしてその欲求に忠実に、多少の失敗など物ともせず行動し続ける。結果、(時には初対面の)お友達と遊ぶと言う結果を得られている。なんて気持ちの良いサイクルを回しているんだろう、と思う。

これでいいんだな、と思うし、単純にすげぇな、とも思う。娘の背中を見て学ぶ今日この頃である。

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