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カセットテープ狂騒曲(小田晃生「Bamboo Jungle/ひとりじめ」リリースのこと)(前編)

(インスタで載せた文章を加筆修正したものです。)

マイ推しの1人小田晃生くんが最近カセットテープをニューリリースした。それにまつわる、時間とお金と愛着の無駄使い、壮大な感動とトホホの物語です。超大作になっちゃったので前後編です。(注:この投稿は、クレームでも苦労話でもなく、うまくいかなさやムダを心の底から楽しんでる話です)

https://note.com/chicchaitanbo/n/nf048c8d67150

https://www.odakohsey.com/onetakecassette_order/?amp=1

A面はインスト曲が2曲、あらかじめ収録されており、B面は自分のリクエストした曲が入るというもの。
注文の数だけ都度レコーディングするという、少し頭の狂った企画だけど、ファンからしたら「わ、わ、わたしのためだけに録音?!何なのこのファンサ…たまらん…きゃー!!」みたいな感じ、好きな曲は何曲もあるから、何本も欲しい!と思っていた。この時は。

数年前、湯川潮音ちゃんが「○○の子守唄」という曲をリリースした時、○○のところに好きな名前を入れて専用のCDにしてくれるという企画をやっていて(すでに子どもは大きく、自分の名前も恥ずかしいと思い、頼まなかった)、なんと凄いことをやっているのだろうと思ったものだ、でもこれは全然凌駕してると思う、1曲まるまるだからね。

調べたらまだ売ってたよ!えー、心踊る!

カセットという媒体に関しては、中高生まで、プレイリスト組んで録音したり、友達から借りたカセットをダビングしたりと経験があったので、心のハードルは低かった、その時までは。まさかこんなことになろうとは笑

カセットを注文するとともに、とりあえず再生媒体をメルカリで発注。私は、勇気りんりんを隠し持った日常曲「旅のもの」をチョイスした。

どちらも手元に届き、意気揚々と聴き始めた。
ところがメルカリでゲットしたプレイヤー(3000円ちょい)で聴く曲は、まるで“ヘリウムガスを吸った小田晃生”で、一聴のち爆笑。再生速度早すぎ!

なるほど、今時の安いプレイヤーは相当にクオリティ低いんだね。量産していたあの頃とは違うんだな。
修理も試みたけど、さすが前評判通りのクオリティ(の低さ)、回転数直りませんでした。みんな、安価なカセットプレイヤーは手を出すな!😆

でも、私は自分のために歌ってくれたこのテープを、どうにかして歌った時に限りなく近い状態で聴きたかったのだ。プレイヤー買い直す?でもいくら積めば、及第点レベルまでいくのか。場所を取るコンポとか名機を買うことはできない、予算も場所もない。

いっそ確実な路線をと、専門業者にデジタル化を依頼することに(12分で約1500円)。

そもそも、テープに録音する際、撮り直しによる擦り減りを減らすためにiPhoneで録音したものをテープに焼くというプロセスを踏んでいるらしく、デジタル→アナログ→再デジタル化という、ふと正気に返ったら呆れてしまいそうな回り道を、ノリと意地で決めた。
何度「倍額出すからiPhoneで録音したそれ、そのままファイルで売ってください…🙏」って思ったことか笑 コンセプトとは違うことだろうから、闇ルートを使ったけどさ。

そして1週間ちょっとのち、帰ってきたカセットテープ。CDを携えてる〜やった〜!!

無事、私のクラウドにアップロード。ネットから画像を拾い、CD情報を手打ちしてリリースからはや3週間、やっとの思いで登録完了!!

深夜作業だったもので、つづり間違えてる!ギャン!

さあ、いよいよ後半で聴いてみよう!
(続く)

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