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カセットテープ狂騒曲(小田晃生「Bamboo Jungle/ひとりじめ」リリースのこと)(後編)

安易な気持ちで買ったカセットテープ作品、ゲットした廉価プレイヤーがポンコツ!そんならいっそデジタル化!と業者に委託し、CD化して帰ってきたところまでが前回のあらすじでした。
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いざ!試聴!


(noteは動画をつけようとすると、再生ではなく、ダウンロードになっちゃうのですね〜、わざわざ見に行く人はいないだろうが一応インスタ4枚目に音声貼ってます。)

https://www.instagram.com/p/Ct2Us0dSHXL/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==


あら。結局半音の半分くらい音程上がってる😂
何千何万回と聴いてきた声の周波数が違うのは、コアなファンのプライドにかけて気のせいじゃない。
さしずめ「小田晃生のモノマネソックリさん」てところだろうか。ピッチ調整って、こんなに難しかったんだ〜!…新たな世界を覗いた気分。

果てしないまわり道の終着点がこんな形とは、アナログってへんてこで予測不能!
けど、自分のために歌ってくれているという事実。もう湧いちゃったカセットへの愛着。
時々「そっくりさん」を聴いて、にやりと今回の面白騒動を思い出すのだろう…。

こんなくだらない話題を糧に日々生きています、40代後半、脳内は14歳。カセットのお陰で、この1ヶ月がほんと面白かった。

音はチープ、中身はプライスレス。優しくてアンバランスで、ファンとのコミュニケーションを大事にしてる小田晃生らしさがぎゅっと詰まった作品。企画の中身を理解できる方におすすめ…です笑 (とはいえ、こういう遊び方は万人にお勧めできることではありませんね…)

これだけは言える、
安価なカセットプレイヤーは手を出すな。


と、ここまでの大筋は、instagramで公開した内容なのですが、近年彼のリリースする曲や企画は、オーディエンスを気持ちよくさせて終わり、ではないものが多い。

今回のも、オーダーするにあたって何にするか悩む時間を持ったり、メールでやりとりしたり。
曲にしてもよく聴くとケンカ腰な曲もある笑

リリースがゴールではなく、リリースの向こう側に通じる、隠しコマンドみたいなものがあったりするから油断ならない。完璧すぎない余白が真骨頂だと思う。

分かるなーって方は、正真正銘のマニア。
私はあなたと友達になりたい。

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