社員への“3つの約束”
4月といえば、新入社員が増える時期ですね。
47でも、今月は新卒4名・中途10名、合計14名が入社してくれました。
気がついたら、社員だけで120名以上、全従業員だと180名以上の組織になっていて驚きました。改めて、身が引き締まる思いです。
まだまだ足りないことだらけの組織にもかかわらず、僕たちが掲げる理念「ワークプレイスで、ゆたかな未来を」に共感して、数ある企業の中から47を選んでくれた社員のみんな。本当に感謝しかないです。
そんな社員のみんなに対して、僕が心の中で密かに約束していることを書いてみようと思います。(直接伝えたことはないので、少し恥ずかしいですが…)
1 全社員の顔と名前を覚える
これは一番意識していることです。どれだけ社員数が増えても、全員の顔と名前を覚えたいなと思っています。
だって、社員は社長である僕のことを知ってくれているのに、僕が社員のことを覚えてないのって、なんだか悲しいじゃないですか。
社員が数十名の頃は無意識でも覚えられたのですが、さすがに100名を超えてくると、意識しないと全員覚えきることができません。
なので、僕は社員紹介資料を単語帳のように使って、毎月入社してくる社員を覚えるようにしています。
ちなみに、リクルート創業者の江副さんは、社員数が500名を超える頃まで、全社員の顔と名前を記憶、さらには家族構成まで把握していたそう。すごいですよね。
そう考えると、江副さんには及ばないかもしれないけど、僕もなんとか300名くらいまでは覚えられるはず。そう思っています。
2 何があっても逃げない
ベンチャー企業というのは、本当に様々なことが起こります。想定内のことも、想定外のことも。良い話も、悪い話も。
会社として、こうした事態はできる限り避けたいと思ってるんですが、実際はかなりの確率で起こってしまいます。
そんな時、僕は「何が起こっても絶対逃げない」と心に誓っています。
何かの困難に直面したとき、もし社長が逃げ腰だったら、社員はどう思うでしょうか。同じ船に乗ってこれからも進んでいきたいと思えるでしょうか。ベンチャーのような中小規模の会社であれば、なおさらです。
会社で起こることは、極端に言えば全て社長に責任があります。だからこそ、まずは僕自身が逃げない姿勢を社員に見せることが大事。
そして、その上で起こった事実を受け止めて、みんなの力を借りながら一つずつ問題を解決していきたいと思っています。
3 一人ひとりに感謝する
当たり前の話ですが、感謝することって、ものすごく大切です。一人ではできないことばかりだから、みんなで力を合わせる。それこそが組織を大きくしていく最大の理由です。
ただ、組織が大きくなっていくと、直接関わりを持たないメンバーも増えていきますよね。これは致し方ないことです。
そんな中でも、僕は一人ひとりに感謝することを心がけています。
誰もが、その人にしか発揮できないバリューを持っています。特に入社したばかりのメンバーは、「まだ何の役にも立てていない」と悩んだり、失敗して落ち込んだりすることがあるかもしれません。でも大丈夫です。新入社員には、新入社員にしか発揮できないバリューがあります。
もっと言えば、今いる社員だけでなく、47を卒業した社員一人ひとりに対しても、心から感謝しています。振り返れば苦しいことも辛いこともありましたが、それを乗り越え、会社の歴史を作ってくれたメンバーがいたからこそ、今の47があります。
これまでも、これからも、47に関わってくれた全ての人へ恩返しができるよう、47をより良い会社にしていく。それこそが僕の使命だと思っています。