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ANAマイル散歩旅(2) マカオ、セナド飲み解放!!!!


尖沙咀の宿を10時ごろチェックアウトして駅まで歩く。
そこから中環(セントラル)まで移動。

まるこがいた。

左右両方に立ってください、歩かないでください。という意味だと雰囲気でわかる。
ところで調べてみたところ、まるこは香港や台湾、中国でも大人気のアニメらしい。
知らなかった日本を海外で知る。

香港島サイドは旺角のようなゴチャっとした下町感は薄く、高層ビルやブランドショップ、路面を走る2回建て路面電車(トラム)が目立つ。
いずれにせよゴチャゴチャしているのだが。
面積の狭い香港は縦に伸ばすしかないのが良くわかる。どこにいても圧迫感がある。
しかしほんの数キロ離れるだけでガラっと雰囲気が変わるのは驚いた。たとえるなら秋葉原から丸の内といったところでしょうか。

Central Marketというところにピアノが置いて、そういえば音楽って言語の壁とかなくなるんだなという当たり前のことを思い出した。
この方は演奏ではなく練習をしていた。自由だなー。
トイレから戻ると空いていたので少し弾いてみた。調律が狂ってた。


こんな感じでダラダラと寄り道をしながらフェリーターミナルに到着。

マカオ行きの乗船券


もちろんフェリーの事前予約などはしておらず、
出発まで1時間ほど余ってしまったので強そうな名前のチェーン店"Maxim's MX"(美心 MX)で食事してみることにした。
明らかなチェーン店という雰囲気で、これはこれでそそるものがあったのだ。(今調べてみると香港だけで30店舗以上展開していた!)

このデジタルサイネージの左側に注文カウンターがあるのだが、
読み方がわからないのと迷う時間がなかったので一番指を差しやすい位置にあった緑のヤツにした。

まあどうせ、何を食べても感想は変わらないだろう。



ほらね!
あまりに想像通りで、チープだ。
ホットコーヒーはそういったオーダーはしていないがコンデンスミルクがカップの底に沈澱していた。
おそらくデフォルトでミルクを入れる文化なのだろう。

乗船客はキャリーケースを持っている中国語話者が大半だった。
フェリーは指定席だから急いで乗船する必要はないのにGoサインが出るなり我先にと突っ込んでいく。なぜ?
(この疑問は上海で明確になる)



15時過ぎにマカオに到着。
マカオはMOPという通貨がありながらHKD(香港ドル)も使えるため両替やキャッシングの必要はない。
また、マカオはおおよそ杉並区程度の大きさであり鉄道はなく、移動はバスをたくさん乗り継ぎする文化。
そのためマカオパスというSuica的なICカードを入手することがまずしたいことだった。(カードレス未対応)
しかしフェリーターミナルで販売されてない。
現金でバスに乗ってもいいが、どうせ中心地まで歩ける距離だし、さっそく散歩を開始した。


マカオは香港と同じく一国二制度だが、香港はイギリスからの文化が色濃く反映されたのに対し、マカオはカトリックの布教はあれどポルトガルの勢力はそこまで強くなかった。そのため反中デモなどは起きない。



マカオというとなんといってもカジノ。
ラスベガスを上回るカジノ収入でGDPの大半を占める。メインはアジア、特に中国人であり春節の時期もあり人がめちゃくちゃ多い。まともに歩けないレベル。

街全体がディズニーランドのようだ。。。


ということで、
観光地的なところは深夜に観光するとして訳のわからない場所をひたすら散歩することにした。


昔ながらの街並みもある


だれもいないすみっこ


いよいよ暗くなってきた


謎の公園でビールを飲む


サンパウロ天主堂跡、まだ人で溢れてる


とりあえず飯を食べて仮眠して、深夜に活動再開しよう。
普段から生活リズムという概念がない人間なので、こういった機転が効くのは我ながらありがたい。


ポルトガル料理屋に入ってみた。
グリルポークチョップ。安いし旨いし大正解!



効率だけで考えると今仮眠するのが良い。
だが、春節の激混みのマカオを楽しむというのもまた風情なのでは?
悶々と歩いていると、セナド広場にぶち当たった。

この広場は世界遺産「マカオ歴史地区」のひとつでもあり、この一帯は西洋の建築であふれている。
春節ならではの装飾が施され、おそらく中国本土からの観光客はぱしゃぱしゃと家族写真を撮っている。
雨がしとしと降っている。


リュックには、セットで購入したほうが安いからと2缶買ったビールのうち1缶が余っている。

セナド飲み、解放!!!!


自分にとってしっくりくる場所、居心地の良い場所を収集するために旅していると言っても過言ではないかも、と、このとき思った。
それほどまでに安心してのんびり飲めるところで、なんかすごく幸せだった。


深夜までノンストップで観光を続けることにした。




リスボアにまた繰り出す。
夜になると街の景色が変わるので、2度楽しめる。

カジノに入ってみた。
賭けるつもりだったけど、平気で20万円とかかけてる人たちを目の当たりにして怯んだ。
無料のパンやタピオカドリンクを飲んだりしてキョロキョロしてた。
ある卓を1時間くらい立ち見してた。
リスボア以外のカジノもハシゴしてみた。



そんなこんなで、気づけば2時を回っていた。

カジノの中はこの時間でも人が多いけど、
街は、数時間前まで観光客で溢れかえっていたのが嘘のように静まり返っている。

サンパウロ天主堂にさえ、誰もいない。
世界遺産をひとりで独占してしまっている。



満足した。今日はもう寝ても後悔ない。

最後にダメ押しのセナド飲みをして、2日目を締め括った。




深夜のコンビニでカレーおでんを買った。
バイトのお姉さんの英語がわからなくて、苦笑いされた。

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