音楽。始まりのきっかけ。 その1

僕はベーシスト。
最近「なんで音楽を始めたんですか?」と聞かれる機会があり、少し振り返ったので備忘録。

僕は、音楽をやり始めたのが少し遅い方だと思う。
高校2年生になってから音楽を聴き始めたし、楽器の演奏も始めた。
それまでは自ら進んで音楽を聴くようなことはなかったし、興味も全くなかった。元々、小さい時からゲームプログラマーになりたくて小学校低学年でパソコンを初めてからどっぷりとその道に浸かっていた。

それが急な方向転換を迎える。

高校生になってしばらくした時、急に自分の能力に限界を感じてパソコンの道に進むことを諦めた。それには特に理由もなく何となく。
それでも趣味でゲームを作ろうと考え始め、そのためにBGMが必要だなと思い音楽をやってもいないのに鍵盤を買って曲を作り始めた。
まぁ、ここら辺がなかなか無謀(笑)

当然、学校の授業で音楽には触れてはいた。
特に苦手意識もなく、むしろ手先が器用だったからか器楽は得意で部活の勧誘もされたりした。でも、当時の僕はパソコンにどっぷり。
機械が友達のような生活を送っていた。

なぜ最初に鍵盤だったのか。
それも安直な理由で、パソコンに長く触れていたからキーボードはキーボードだろうという発想が一つ。
もう一つは、BGMを作るとなった時に色々な音色が必要となり一つの楽器で様々な音が出しやすい楽器は鍵盤だと思った。
まぁ、あとは音楽の授業とかで弦楽器に比べて鍵盤楽器の方が接する機会が多かった。そんな単純な理由。

そんなこんなで鍵盤楽器を始めたけど、演奏するというよりもDTMで打ち込みをするためのコントローラー感覚。だから手弾きはたいしてできなかった。そんな最中、思わぬ展開を迎える。

当時、高校で音楽とは関係のない部活に入っていた。
その同じ部活にいた女子(Oさん)に、「(違う学校で)バンドをやっていてキーボードが辞めたから弾いて。文化祭に出るのに足りなくて困ってる」と言われた。

Oさんとは同じ部活にいながらもほとんど会話した事もなかったのに、なぜ誘ってきたのかはいまだに謎(笑) Oさんはエレクトーンを幼稚園から高校まで習っていたぐらい鍵盤楽器に触れているのに、そのバンドではドラムで参加していた。ロックが好きな人だったので、鍵盤に移るよりもドラムを続けたかったのもあるかも知れない。

その後、Oさんとはずっと一緒にバンド活動をする事になる。
Oさんはドラムではなくギターに。
僕は鍵盤ではなくベースになるけど。

そんなお誘いの中、演奏経験に乏しいのでどうするか考えた結果、「まぁ、やってみるか」という軽い気持ちで参加。ここから音楽の道が始まっていく。

でも、きっと。

この辺りから自分らしさが出るというか普通にその道に入ったのでないと思うのでその辺は次回。

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