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いま僕にできること

いま、この状況で僕にできることはそう多くありません。

4月になんとなくふんわり、やりましょうと言ってたいくつかの仕事も当然ペンディング。今後の状況次第では4月以降の仕事が激減する恐れだってある。

幸いひとつのビジネスに依存してなかったので、収益の減少のタイミングも分散して起きている状況ですが、日本だけでなく世界全体の経済が滞っている以上はすべての事業への影響は必至です。いま業績を伸ばしているZoomだって、社会が持ちこたえられなければ結局の所、回り回って業績は落ちるでしょう。

こんな状況で家族とスタッフにまず伝えたのは、1年ほど売上がなくても役員報酬や給与が滞らないだけの現金を保有していること。

ただし、先は全く読めないこと。売上ゼロが1年続けばさすがに自分も焦ると思う、ということ。その中でも、今までやれていなかったことに手をつけられるチャンスだと思っていること。とにかくいまは、取り組んでいる仕事に向き合って欲しいということ。でもいまはリスクを取るタイミングではないこと、などを少しずつ共有しています。

これだけ経済が滞ると、何が正解なのかまったくわかりません。確かに土地や株式よりは安全なのかもしれませんが、もともと下がる前提の日本円の価値が今後どうなるのか。現金がないと何も始まらないけれど、本当にそれでいいのか。

そんな状況の中で僕がやるべきことは、まずは家族、次にスタッフの生活をまもることです。

そしてその次に、親しい人たちが困っていたらできる限り助けること。

ただし助けを求められても「ごめん、いまは助けられないんだ」と、見殺しにすることもあるでしょう。優先順位を考えて、NYの医療現場で起きているような取捨選択をしなければいけない場面もあるでしょう。

今後数カ月間で経営者・自営業者が迫られる決断は、おそらく非常に厳しいものになると思います。社会に対する良心の呵責、金銭面の不安との戦い、スタッフと自分や家族の優先順位、その中で生き残りを模索する執念。

コロナ収束後に向けて、今はジッと身をかがめて、嵐が過ぎるのを待つしかありません。僕たちが少しぐらい飲食店でお金を使ったところで経済なんて回らない。

騒動自体はいずれ収束すると信じていますが、それまで耐えきることが、僕たちに課せられた最大の仕事だと思っています。

とにかく今はリスクをできるだけ避けて、「生存」に絞った戦略を取りましょう。

一緒に頑張りましょう。何とか生き残ってください。

そして収束後には、みんなで盛大に祝いたいですね。

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