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百鬼夜行

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百鬼夜行図

百鬼夜行図

百鬼夜行/ひゃっきやこう

・地域
日本

・名称
百鬼夜行

・概要
鬼や妖怪、魑魅魍魎が群れ集い練り歩く。
また、彼らの行進をいう。

・駄文
鬼や妖怪、魑魅魍魎
それは決して得体の知れないものではなく、訓示や戒め人を律し導くためだったり。
はたまた道具の付喪神や様々なものがいたり。
もしかすると自分のそばにもいつも何かがいるかも知れません。
日常を楽しんで観察し考えて見ると面白いかも知れませ

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百鬼夜行 番外編

百鬼夜行 番外編

兵馬俑/へいばよう

・地域
中国

・名称
兵馬俑

・概要
兵馬俑は、古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったものを言います。

・駄文
何故、百鬼夜行に兵馬俑を?って感じですが…
ちゃんと理由はあります!
それは、その中の一体が恐ろしいくらい自分に似てるからです!
今回の百鬼夜行にするっと自分を混ぜたかったという欲望を形にする為でした。

デザイン
兵馬俑(自分

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百鬼夜行 100

百鬼夜行 100

ぬらりひょん

・地域
全国

・名称
ぬらりひょん

・概要
瓢箪鯰(ひょうたんなまず)のように掴みどころがない化け物とされる。
江戸時代までの妖怪絵巻にはよく描かれていた。
「ぬらり(滑らか)」と「ひょん(奇妙に、驚く)」と現れることからこの名前がついたのではないかと言われる。
現代では忙しい時間帯に勝手に家に上がり込みお茶を飲みながら煙草をふかしているなどともいわれ外から見ると家主と思われる

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百鬼夜行  99

百鬼夜行  99

餓者髑髏/がしゃどくろ

・地域
全国

・名称
ガシャドクロ

・概要
戦死者や野垂れ死んだものなどの埋葬されなかった者達の骨が集まり巨大な骸骨になり現れるもの。
生きている者を見つけると握りつぶし食うと言われる。
歌川国芳の浮世絵『相馬の古内裏』をイメージする方もいると思うが、実は関係なくガシャドクロは20世紀後半になって誕生したものとある。

デザイン
ガシャドクロ
「パーリー始まったかい?

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百鬼夜行 98

百鬼夜行 98

赤舌/あかした

・地域
全国

・名称
赤舌

・概要
江戸時代から様々な妖怪絵巻などに登場する。
爪のある手、毛深い顔で黒雲に包まれた姿で描かれている。
石燕の「図画百鬼夜行」に記載はあるが説明はない。
ただ他図画の赤口に似ていて、六曜・陰陽道の赤舌神または赤舌日を元に描かれているのではないかと言われる。
口は災いの元の同意語を表した物だとも言われる。

デザイン
赤舌
「ヘッヘッヘッヘッ」

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百鬼夜行 97

百鬼夜行 97

釣瓶落とし/つるべおとし

・地域
京都府、滋賀県、岐阜県、愛知県、和歌山県

・名称
釣瓶下ろし

・概要
木の上から落ちて来て、人間を襲う、人間を食べるなどといわれる。
亀岡市曽我部町では、釣瓶下ろしはカヤの木の上から突然落ちてきてゲラゲラと笑い出し、「夜業すんだか、釣瓶下ろそか、ぎいぎい」と言って再び木の上に上がっていくといわれる。また釣瓶下ろしは、古い松の木から生首が降りてきて人を喰らい、

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百鬼夜行 96

百鬼夜行 96

山彦/やまびこ

・地域
全国

・名称
山彦、呼子

・概要
山の神とも言われる。
また、山や谷の斜面に向かって音を発したとき、それが反響して遅れて返って来る現象を山彦が答えたという意味合いで「やまびこ」とも言われる。
鳥取では同様のもので呼子と言われるものもありその姿の起源は一定ではない。

デザイン
山彦
「すまーん、良く聞こえん!」

百鬼夜行 95

百鬼夜行 95

木魚達磨/もくぎょだるま

・地域
百器夜行、百器徒然袋

・名称
木魚達磨

・概要
百器徒然袋に登場した、木魚の妖怪。
払子守と同じ類の妖怪と言われる。
木魚は本来、魚が昼夜問わず目を開けたままであることから、修行僧に対して不眠不休の修行を説くために作られたもの。達摩大師が眠らずに9年間修行したと伝えられてことから、眠らない物の連想として創作した妖怪だといわれる。

ちなみに、だるまは元来七転

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百鬼夜行 76

百鬼夜行 76

猯/まみ

・地域
全国
・名称
魔魅
・概要
『日本妖怪変化語彙』によれば、マミはタヌキの一種とされる。
一方で江戸時代では狸とは別種の動物とされていた。
山中の穴に住んでいる肥えた獣で、褐色の短い毛に体を覆われ、耳が聞こえず、人の姿を見ると逃げようとするが行動は鈍いとある。またその肉は野獣の中でも最も甘美で、これを人が食べると死に瀕した状態から治ることができると言われた。
マミ、タヌキ、ムジナ

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百鬼夜行 94

百鬼夜行 94

鬼/おに

・地域
全国

・名称


・概要
見た目や色は様々で角の数もものによって違う。
昔の言い伝えでは、人に危害を加え、人を食うこともあると考えられた。。また、地獄で亡者を責める獄卒としてのイメージがよく知られている。
現在では見た目はも様々で変幻する事がある。「童子」と名付けられる場合があり、強く有名どころである。
近年でも広く使われ文化に定着している。

デザイン

「おめーらあま

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百鬼夜行 93

百鬼夜行 93

馬頭鬼/めずき

・地域
地獄

・名称
馬頭羅刹

・概要
地獄にいる亡者達を責め苛む獄卒。
馬の頭に人の身体をしていると言われる。
他絵巻などでも肩で山を動かし罪人を潰したりしていたり破戒僧を責め苛む獄卒として描かれる図があります。

デザイン
馬頭羅刹
「こんなぁ〜日だ、肩の力抜こうぜ」

牛頭馬頭

百鬼夜行 92

百鬼夜行 92

牛頭鬼/ごずき

・地域
地獄

・名称
牛頭獄卒

・概要
地獄にいる亡者達を責め苛む獄卒。
牛の頭に人の身体をしていると言われる。
仏教圏では有名でありモロクやミノタウロスなど同様の話も多く見られる。

デザイン
牛頭獄卒
「外もいいもんだ…なぜ悪人は頭がいいのか…」

百鬼夜行 91

百鬼夜行 91

大天狗/だいてんぐ

・地域
全国

・名称
大天狗

・概要
協力な神通力を持ち善悪両面を持つ妖怪とされる。
優れた智見と力を持つ仏僧や修験者などが死後大天狗になるとされ、そのため他の天狗よりも強力な力を持つと言われる。
赤く高長鼻で羽団扇を持つ姿で描かれる。
太郎坊天狗もその一例
日本において烏天狗より後世入ってきた伝承とされるが元は外国人でわないかと言われる説がある。

デザイン
大天狗

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百鬼夜行 90

百鬼夜行 90

烏天狗/からすてんぐ

・地域
全国

・名称
小天狗、青天狗

・概要
鳥の様なクチバシと羽を持ち自在に飛ぶ事ができる。
鞍馬山の天狗は神通力にも秀で、牛若丸に剣術を教えたとされる。
また、元来日本においては烏天狗を天狗と称していた。
天部八部衆の1人迦楼羅天の変化した姿とも言われる。

デザイン
烏天狗
「はいはい、大将いきますよ…」