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Chromebook購入に至った経緯と個人的な感想など

タイトルの通り、
・ Chromebookを初めて知って購入した経緯
・ 実際に使ってみた感想
を綴った記事です。
購入の検討段階で少し調べたものの、使用感について語った個人ブログがあまり見つけられなかったんですよ。なので辺境の地ではありますが、いつかの誰かにとってお役に立てれば幸いな気持ちで書き残しておきます。


①Windowsノートパソコンが欲しかった。

私の働いている会社はテレワークを採用してますが、社内規則で「自宅以外でのテレワークは禁止」となっています。

個人情報やセンシティブ情報を扱うこともあり、漏洩などが発生した際のリスクの大きさは想像に難くないので、その規則自体は理解できます。
ただそのおかげで、テレワークを行うための設定をしてあるノートパソコンを、迂闊に自宅から持ち出せないことで前々から悩んでいました。

毎日続けている15分チャレンジというアウトプットと並行して、「今年やりたいこと」の中に「おこもりのためのホテル宿泊」も挙げてますし。
どうせならそれを実現させる時に、ノートパソコンを持っていって空いた時間でnote書いたりとかもしてみたい。
そういうことを考えるうち、やっぱり新しいノートパソコンが欲しいな、という考えがめきめき育っていった次第です。

Macユーザーの同僚さん経由で、弊社のテレワーク環境はMacだと使用できないことを知り、新しく買うならWindows一択だなって考えてたんです。
そしたら万一テレワークで使用中のノートパソコンにトラブルが起きても、最悪新しい方のノートパソコンを使えばテレワークが継続できるし。



ということをぼんやり考えていた矢先。
ふと立ち寄った家電量販店で、Windowsノートパソコンのアウトレット販売をしていました。
店頭実機で展示していた機種で、安いものだと6万円台後半から購入可能と。

アウトレットとはいえ、その価格なら朗報かも!
とその場で色めき立ったものの、先日ちいさなお財布を購入するのにじゅうぶんな時間をかけて検討したことを思い出し。
もしかしたらもっと良い機種があるかもしれない、というよこしまな期待を胸に、自宅最寄りにある家電量販店のノートパソコン売り場へ行きました。



そこで初めて「Chromebook」の存在を知りました。
ノートパソコン売り場の中で、この辺りに置いてある機種だけずいぶんお手頃価格というか、むしろあっちのお店のアウトレット品より安いぞ……? という点で目にとまったのがきっかけ。
学生さんのオンライン授業などに使われている事も、その影響でシェアが広まっていることも後になって知った次第。

Windowsのノートパソコン目当てで来たものの、この価格帯だったら検討の余地があるのでは? と思いとどまり、その日はいったんChromebookのパンフレットだけもらって帰宅しました。



②使用目的を考えた。

帰宅後にパンフレットをひと通り読み、MacでもWindowsでもない「Chrome OS」が搭載されたパソコンだとひとまず理解しました。

・ 高速で快適な使用感、
・ Officeソフトは入っておらず、
・ GoogleChromeによるブラウザ操作が基本、
・ Androidスマートフォン同様「Google Playストア」からアプリのインストールが可能。

とのこと。



Windows一択、という気持ちでいましたが。
改めて「なんのためにノートパソコンが欲しいのか」「購入して自分は何をしたいのか」を考えました。

1.noteの更新や閲覧
2.読書メーターの更新や閲覧
3.新日本プロレスワールドの動画視聴
4.テレワーク用ノートパソコンに不測の事態が発生した時の予備機

1と2は日頃からGoogleChromeを使用しているので問題なし。
3は普段は2013年頃に購入したいにしえのiPadを使用中で、電池消費の激しさと動作の重さがそろそろ気になり始めていたところ。これもブラウザ上で観れるので問題なし。
4はテレワークに使用する環境の名称と「Chromebook」で検索したら、Chromebook使用を推奨する公式サイトのページがヒットしたのでこれも問題なし。

→全部クリア!

◆ メリットの「高速で快適な使用感」の点は、アプリや写真などをたくさん保存していくうちに容量を圧迫してしまう事で、もしかしたら消えてしまうかもしれません。
でもiPhoneユーザーなのでPlayストアでアプリをインストールする必要性も特に無く、写真は全てGoogleフォトに同期させているからそちらで見られる。従って私には懸念事項にならず。

◆ 代表的なデメリットとして挙げられる「Officeソフト無し」も、基本的にプライベートでエクセルやワードを使用する機会のない私にとってはデメリットにならず。
(Googleスプレッドシート等の代替手段はあるので、いざとなったらそちらを使えばいいやって気持ち)

◆ 基本ブラウザ上での使用がメインなのでインターネット環境が必須っぽい点も、使用中のiPhoneにテザリング機能があるので、出先ではそれを使えば解決しそう。
(大容量すぎない文字の入力のみなら、そこまで通信量を消費しないんじゃないかな、という楽観的な予測ではありますが)

◆ そして何よりお手頃価格。



……ここまで考えた結果。
私の使用目的に限って言えば「Windowsを選ばずとも、Chromebookでじゅうぶん!」という結論に至りました。



③店頭でさらに悩んだ。

翌日、もう一度自宅最寄りの家電量販店へ行きました。
そして実機を眺めて検討。

海外メーカーのものばかりだったので、それなら個人的に好きなASUSにしようと思って、店頭にあったASUSの機種3種類を交互に眺めてしばし迷いました。

店頭で初めて知るというのもあれですが、機種によってはタッチパネルになっていたり、なんだったらディスプレイを取り外してタブレットとして使用することも出来るんですね。
いにしえのiPadの後続機としてもじゅうぶんじゃないか…。

しかし私の使い方としては、タブレットで使うよりノートパソコンとして使う機会のほうがきっと圧倒的に多い。
今後持ち運ぶことも考えたら、分離できるタイプより、ちゃんとノートパソコンとして一体型になっているやつのほうがいいのでは。

通常のノートパソコン型か、タブレットとしても使用可能なタイプか。その違いで2万円ぐらい変わってくる購入価格を眺めながらさらに考える。

最終的に店員さんに店頭在庫を確認したら、タブレットとしても使える機種は在庫切れで後日配送、ノートパソコン型は在庫ありで本日持ち帰り可能とのことだったので、ノートパソコン型の方にしました。

保証込みで2万円台前半。
6万円台後半だったアウトレットのWindows機種を購入予定だったはずが、結果的には3分の1以下の価格でお迎えできました。うれしい。



④使ってみた感想と、使って気づいたデメリット。

思いつくままに書いてみます。

◆ 私の購入した機種は重さ1kgだそうです。テレワーク用のWindowsノートパソコンより軽いのがうれしい。近々持ってお出かけしてみたい。

◆ Gmailアカウントを使って行う初期設定、スマホの初期設定をしたことがあるなら抵抗なくこなせるんじゃないかな? ってぐらいの簡単さでした。
ただ私はパスワードを失念していたせいで、再設定でいろいろわちゃわちゃしましたが…。最終的に無事に設定できたのでひとまずよかった。

◆ そしてGmailアカウントで設定を行うので、電源オンにした後とかのロック解除にはGmailアカウントのパスワード入力を求められます。毎回入力が必要だからこれでもう絶対忘れない。

◆ 購入から数日が経ち、Chromebookを使用して書いたnote記事や読書メーターの感想もいくつか出来ました。noteって「全ての機能を使用するにはPC版をご利用ください」って仕様で、スマホからだと使用環境に制限があるじゃないですか。タブレットとしても使えるという点から「スマホ版の機能しか使えなかったらどうしよう…」という点だけが不安だったんですが、考えてみたらGoogleChromeを使用するからちゃんとPC版と同等の表示になるのも当たり前なんですよね。完全な杞憂だった。

◆ そして新日本プロレスワールドの生配信も先日観ましたが、特に映像の乱れなども無く、快適に視聴できています。全画面表示にしたらいにしえのiPadよりも大きな画面で観られるのがうれしい。

◆ Googleフォトも問題なく見れています。というか今までiPhoneでしか使ったことなかったけど、GoogleフォトってPCから見る方が圧倒的に使いやすいですね…!この記事のヘッダ写真も、過去に撮ったものをGoogleフォトから見つけてきたものです。

◆ 普段わたしが使用するショートカットキーは「ctrl + A・Z・X・C・V 」ぐらいなんです。それらがWindowsと同様に使えているので、今のところ不便は感じていません。かな入力がデフォルトという点はようやく慣れてきたところ。




いいことばっかり書くだけなのも性に合わないので、デメリットと感じられる部分も合わせて。

【デメリット①】起動時の電源キー押下から画面点灯までのタイムラグにどきどきする
最初の起動は長押ししてしまって、あれ電源入らないぞ?? って少し焦りました。いまだにどれぐらい押せばいいのかの正解を掴めてない。

【デメリット②】充電端子に不安を感じる
これ昔のAndroidスマホで見たことあるやつ……みたいな形(わかりづらい)。真ん中が折れたら終わりだよなって考えちゃって、抜き差しする時にちょっと緊張する。こんなところでiPhoneの充電ケーブルの良さを再発見。

【デメリット③】変換候補がいまいち(その1)
たぶん「直前に入力した単語から、次の単語の最優先変換候補を決める」的なことが行われない仕様なんだと思います。
たとえば「時間が経つ」って入力したい時に「時間が」を先に入力して変換→確定した後、分けて「たつ」を入力して変換キーを押したら「断つ」が出る、というような。
(一気に入力したらしたで入力内容すべてが変換対象になったりするので、改めてシフトキーで調整が必要になるのもストレス)
そんなふうに、なんで今それ!? という漢字変換を一発目に平気で出してくるので、文脈に沿った変換結果を候補から探すために時間を取られることが時々あります。タイムラグにして数秒、でも思考の出力ぐらいの速度で文字入力(文章作成)を行っている時は、その数秒が集中力途切れる原因になりかねない。今後改善されるといいのですが。

【デメリット④】変換候補がいまいち(その2)
普段使いがWindowsなのでどうしてもそちらとの比較になってしまうんですが…。あちらの漢字変換で、同音異義語の変換結果を一覧表示した時、それぞれの意味を簡潔に表示してくれる機能に毎回助けられているんです。それが無いのが地味に痛いかも。

【デメリット⑤】タッチパッドの感度が良すぎる?
文字入力をしている途中、不意にカーソルが変な位置に動いてしまうことが二回ほどありました。着てる服の長袖の端部分がタッチパッドに触れたことが原因…? と予想してます。他の機種にも該当するのかはさておき。



まとめ

文章を書くことを仕事にされているような方だと、デメリット③で挙げた部分がネックになる可能性があるかもしれません。漢字変換する動作そのものは一秒程度でも、集中力が途切れることも含めて積み重なると大きいですよね。
あと動画編集をしたい方も、お金を惜しまずにMacでもWindowsでもハイスペックの機種を選ぶ方が、ストレス無く使えて結果的には安上がりということになるかも。

とはいえ「Officeソフトを使わず、大容量のデータを保存することも無く、動画編集もしない」を満たす、本当にブラウザ上で使用する程度の私の場合は、価格から考えてもじゅうぶんな一台だと感じてます。
起動中の動作も物理的にも軽いのが本当に嬉しい。

なので私と同じように使用される方には、初期設定が簡単という点も含めて推します。何にでも言えることですが、購入前に使用目的を明確にしておくのって大事ですよね。
年明けに買った小さなお財布に続いて、いろいろ本気で考えた買い物経験でした。




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