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他人の感情にまで責任を持とうとしてしまう

私はLINEが大の苦手だ

よく友人や知人から「LINEの返信が遅い」と苦情が来る
だから、連絡先を交換するときは「私基本返信遅いので悪しからず」と一言加えている

LINEの返信に対して何も考えていないタイプの人からしたら
「私返信遅いから」ってあらかじめ言ってくるやつなんかウザいとか思ってるんだろうな

しかも世間では返信が遅い人は仕事ができない人のレッテルを貼られるらしいし

気持ち的には一刻も早く返信したいと思ってはいる。
思ってはいるのだが、、、

結局は自己防衛なんだけどさ、
私はコミュニケーションを取る時にオートマチックに、相手の反応を分析していて、そのうえで自分の立ち回りや発言をしている

つまり、人とコミュニケーションをとるときに
相手の声のトーンだったり、表情だったり、視線に常に注意を向けて、
そのうえで、相手が欲しい反応を演じている。
相手に何か依頼するときも、相手のその日の雰囲気や反応を見たうえで
依頼の方法(言い回しや声のトーン、表情)を変えている。

「それはお前だけじゃなくて、ある程度生きてきてたらみんなそんな感じでコミュニケーション取ってるじゃん」とか言われちゃったら、言い訳できないんだけどさ。
でも自分は多分それが人より酷い節があると思う。
異常に他人の顔色をうかがってしまう。これは私という人間の性であり、大嫌いな部分だ。

そんな私だからこそ、相手の表情や姿が見えないLINEが怖い
特に最近だと、コテコテに絵文字を使うのはナンセンスな風潮があるから、余計に怖くなる

例えば、1つ返信をするにしても、相手が自分に送ってきたメッセージの意図はなんなのか、裏の裏の裏の裏の裏の裏の裏の、、、、、まで考えてしまう。

そして返信内容を打っては、「あ、この言い方だと相手に誤解されるかも」「なんか言い回しにトゲがあるな」「この表現だと相手に自分の意図が伝わらない可能性もあるよな」「え、なんか絵文字使いすぎててくどいかな?」
と脳味噌をフル回転させながら、書いては消して、書いては消して、書いては消して、、、
を繰り返している

だから、メッセージに既読をつける前に未読状態で相手からの連絡の内容を確認して、
「メモ」のアプリで、返信の内容を作ってから
既読をつけて、LINE上にコピペで返信をしている。

だから自分にとってLINEの返信はスナック感覚では全然なくて、天下一品のラーメン食べるときみたいな、ちょっと臨戦態勢をとらなきゃやってらんないこと、なんだよね。
必然的に返信は遅くなる。

はぁ、めんどくさいよな

「相手の気持ちを考える」ってのは結局は自己防衛なわけで
幼稚園生の頃にできたら褒められてた「相手の気持ちを考える」という行為は
実は、結局利己的なことだから、無条件に「良いこと」ってわけではないんだけれども、

そんなわけで、良くも悪くも、常に相手の気持ちを考えて行動してしまう。
だから、自分の発した言葉に対する相手の反応の中に一瞬でもかげりを見つけてしまった時には、「攻撃されるかも」と思ってその瞬間からとても怖くなる

そんな人間だからさ、相手の不機嫌の原因も自分のせいだと思っちゃって、
1人反省会を開き、相手の気分が良くなるような言葉や表情など自分の持ちうるコミュニケーション技術を駆使して、相手の気持ちを操作しようとしてしまう。

でもふと我に返って考えてみると、「どうして自分は相手の感情にまで責任を持っているんだろう」「相手の気持ちは相手の責任だから、本来は私がどうこうする必要ないのにな」「どうしてこんな無駄に神経だけすり減らしてるんだろう」「バカだな」
って、また1人反省会。

どうやら私という人間は、自分を責めることが大好きみたいだ。
(いや、できるなら全自分を肯定しながら、マリオの無双モードみたいなテンションで生きていきたいけど)

そんなわけで、もっと気楽に生きたいな

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