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ベンチャーで働いていて後継者候補の自分がベンチャーと同族経営の中小零細との違いを書いてみる

こんにちは。リッキーです。

私は仕事上、ベンチャー企業で開発する傍ら地方零細企業のIT相談屋として地方の地方零細企業の現状を目にすることが多いです。

そして私自身が観光系の家業があり3代目の後継者候補ということもあり思うことを書いていければと思っています。

理由としては最近事業承継が話題のトピックでさらに賛否はおいておいて事実として同族経営会社が上場企業ですら53%また日本全体で90%近くが同族経営という実態になってます。

それなのにも関わらず同族経営という観点から情報発信している人は少ない気がします。

私自身の今の仕事はフリーランスのWebエンジニアというトレンドといえばトレンドのような仕事についています。仕事の気質として色々な会社を渡り歩ける部分もあり色々話せることもあるかなと思い書くにあたったということになるます。

今は26歳で全然ペーペーでありますが、前段は私から見えるベンチャーと中小の違い、後段は後継としての入り方のすすめみたいな感じで描いていければと思います。

ベンチャーのやり方があってる中小零細のやり方があっているという話ではなくあくまで私から見えてることを書くに過ぎないのでそこはご了承ください。

私から見えるベンチャーと中小の違い

学生時代からベンチャー企業でインターンしたり新卒もベンチャーだったこともあり、地方の中小企業とのコントラストは非常に興味深いものでした。

会社の大きな違い

会社の大きな違いとしては、最新の技術やサービスを使いながら会社の体制を整えていくベンチャーとアナログで気合いで会社の体制を整えていく地方零細企業。

とはいえシード期のベンチャーで売上も立たずに投資家に株を握られコントロールすら効かず離れられられない社長のベンチャー企業がある中で、中小零細をみると売上がかなりありオーナー社長ががいて経営と所有が分離以前に財布ですら曖昧な会社も多くあります。

私はたまたま大学時代、会社法を専攻していたこともあり、法律上の会社について学ぶことがありましたが、この機会がなかったら会社と家は曖昧なままだったと思います。恐ろしいですね。笑

会社の組織の違い

会社の組織の違いは、前者には世界を変えるほどのビジョンを唱えていますが、後者ではあまりそのような話は聞かなかったりします。

また組織形態も面白いことで、ベンチャーはよくティール組織でフラットでアジャイルにと耳にする中で中小企業は独裁的な組織でトップダウンの軍隊式が多かったりします。

社長の気質の違い

社長の気質の違いとしては、ベンチャー企業の社長は凄く活発的で知的で好奇心旺盛の方が多いですが、当たり前ですが後継者は社長の子供に当たることもあり、かなりざっくばらんな人材がついていたりします。

特に私の祖父は創業者ということもありかなりベンチャー企業の社長的な印象を得ます。ただ2代目3代目を見てみると彼らとは違う感じがするなと思うことが多いです。

株と資金調達の違い

資金調達の違いとしては、ベンチャーに関しては当たり前ですがエクイティファイナンスを軸にラウンドを重ねてエグジットを目指していくのが前提として決まってはじまっていることが多いです。なぜ株式によって資金調達するかはさておき多くのベンチャーはその様な方法を重ねながらオーナー株の比率は希薄化していきます。

一方で中小零細に限っては、エクイティーという選択肢はそうそうでないことが多いです。多くは社長の個人担保でデッドファイナンスで資金調達していきます。そのためオーナー株の比率は一切希薄化しないですしゴールとしてもエグジットを目指していないです。大体はオーナーが100%保持して相続を期に親族に分配されていくのが大多数だと思います。

また基本的に外部の株主がいなく社長もレビューをもらう機会が少ないので会社としても大企業とは違った意味でタコツボ化しやすいです。

いい意味でも悪い意味でも利益を追う必要がないためかなりホワイトな会社も一定数紛れてる可能性はあると考えています。

会社や社長の目的の違い

会社や社長の目的の違いについては、ベンチャーに関しても中小企業についても同じな感じはします。個人の原体験をもとに課題を見つける人もいれば、私利私欲のために行う場合もあると思います。ただ大体は何かしらのビジョンはもっていることが多いと思います。

事業内容について

事業内容についてですが、ベンチャーの場合は大きな市場があってそこを一気に総取りできる様なモデルをしていきます。中小企業に関しては地域にある市場の一部を取っていけるようなモデルをしていくことが多いです。

また社長がやりたいことをやっているかどうかに関しては同様で、ベンチャー企業に関してはピボットを多く繰り返す中で自分がやりたいことかわからないけどやっている場合もありますし、中小に限っては最初から自分に興味がない業種の場合もあったりします。

社員の意識の違い

社員ここでいう社員は従業員の部分ですが、ベンチャーの場合は働く人にもよるとは思いますが、個人のスキルの成長やそれに伴う賃金を重視するイメージがあります。そのためSO等を配っていたとしても会社が傾くと人材が流出するリスクはあったりすると思っています。

中小企業に関しては上層部は身内で固まっているため最後まで戦う人材が多い気がしてます。会社の危機が家の危機というようなマインドを持ち多少の金銭的インセンティブやスキル的な成長が見込めなくても良い意味でも悪い意味でも居続けるケースがおおいと思います。また身内以外の従業員に関してもリファラルというか縁故採用みたいな形で義理人情によって離職がブロックされている感じがします。

社員の役割の違い

社員の役割に関してですが、ベンチャーの場合、最近よく叫ばれるジョブ型が普通で開発、営業、CS、マーケ、広報、経理という形で役割が決まっていてそこをジョブローテーションすることは少なかったりします。

中小企業の場合は、メンバーシップ型で、役割は大抵兼務しますし小さい規模の会社だと社長がプレイングマネージャーをやりその下に直轄で何人かのプレイヤーが付いてることが多いです。

社長の意思決定プロセス

社長の意思決定に関しては、ベンチャー企業の場合は、文献をもとに勉強をしたり、コンサルを入れたりというアクションをしながら合理的な理由を積み重ねて関係者に説明できるような形にして判断していくことが多いです。中小企業に関しては今までの経験をもとに判断するか、先輩経営者の話を聞くくらいでちゃんと説明できる形にまとめることも少なそうだなという実感です。

あと文献に関しても大体が大企業向けやベンチャー企業向けなため中小企業様の勉強する機会があまりなかったりします。そのため、経験則のノウハウの裏付けがどこにもないことがありそうだなと思っています。

まとめ

一旦疲れたのでまた時間がある時に追記していきます。


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