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心理学系

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記事一覧

心理学の知見は一般化できるか 一般化可能性の問題【心理学】

だいぶ背伸びしてこの論文を読んでいました。 平⽯界・中村大輝「⼼理学における再現性危機の…

手記千号
1年前
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神経科学や実験経済学の再現性についてメモ【再現性】

以前の記事では、査読付きの主要学術誌に掲載された心理学研究について、その再現性が3割程度…

手記千号
2年前
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ミルグラムの服従実験は「アイヒマン実験」と言えるような内容だったのか?【心理学】

スタンレー・ミルグラムの服従実験について、二つの記事に分けて検討しています。私にとっても…

手記千号
2年前
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ミルグラムの服従実験と多数の追試実験は信頼できるのか?【心理学】

超有名な心理学実験「ミルグラムの服従実験」について、二つの記事に分けて検討していきたいと…

手記千号
2年前
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心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】

心理学の研究論文は再現性が低いことが指摘されていました。再現性が低くなる原因は、学界全体…

手記千号
2年前
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心理学は信頼できるのか? 再現性の問題【心理学】

心理学は重要な学問だと思っている。 心理学上の研究成果は、法学、経済学、社会学、教育学、…

手記千号
2年前
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基本的帰属錯誤 「これこそが原因だ!」と決めつけやすい西洋人【心理学】

以前の記事で、東洋人は後知恵バイアスに陥りやすいことを紹介しました。 東洋人は、後知恵バイアスに陥りやすい。すなわち、過去のある出来事について、①「あれは必然的に起きたことだった」とか、②「あの結果は簡単に予想できたことだった」などと決めつけてしまいがちです。 他方で、西洋人の方が陥りやすい認知の歪みもあります。それは、「基本的帰属錯誤」という誤りです。以下、解説します。 ◆ 1 基本的帰属錯誤とは 基本的帰属錯誤とは、「環境の影響力に比較して個人的・傾向的要因の重要

罵倒が思考力を害するという研究を紹介します。「有能であるよりも礼儀正しくあるべし…

罵りや貶しは、相手ばかりでなく周囲の人間の思考力と創造力を奪ってしまうという研究を紹介し…

手記千号
2年前
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その心理学研究は日本人にも当てはまりますか?【心理学】

要約:東洋人と西洋人では心理の傾向に違いがあることが確認されています。西洋人を対象として…

手記千号
2年前
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詳述・後知恵バイアス 「知ってた」の心理に陥りやすい日本人【心理学】

後知恵バイアスとは、出来事を「もともと分かり切っていたことだ」と思い込んでしまう認知の歪…

手記千号
2年前
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