9歳の頃「なんで家を出ていくって言わないんだ?」
こんにちは あなたの心の片隅にいる カネゴンです。
今回は祖父から言われた衝撃的な一言について書きたいとおもいます。
当時小学校低学年、9歳くらいだったでしょうか。
両親と一緒に父方の実家に帰った時のことです。
両親が所用で出かけて家におらず、祖父と二人っきりになったとき、祖父は私を真っ直ぐに見つめて言ったのです。
「なんで自分から家を出ていくって言わないんだ?」
えっ?
「オマエ、なんで他の家に行くって言わないんだよ?そのくらいわかるよな?」
今で言うところの施設や里子に自ら行けということのようでしたが、それを言われた時、子供ながらに意味のわからないことをいわれてすごくショックでした。
私は祖父には人として認められていないんだと思いました。
大人なってから冷静に祖父目線になって考えると、自分の子供(わたしの父)に苦労させたくないという思いがあったのではないかなと思います。
ですが、この言葉は子供ながらに死刑宣告に等しく、翌年からは
「おじいちゃん(父方の祖父)のところにいくか?」
といわれても
「いやだ!」
とかたくなに断りました。
父方の祖父との記憶はこの時期しかありません。
40歳になった今でも明確に思い出せる強烈な記憶です。
祖母から聞いた話ですが、父方の祖父は
「我々は平家の末裔で名家で、戦争で家系図や先祖代々のものが焼かれてしまった。」
と非常に悔いていたとうことです。
そんな血統を誇りにする祖父だから、
「家のお荷物なんだ」
という発言が出たのかもしれません。
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