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創作フィクション

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夢日記と創作小説
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記事一覧

大きなスイカ

父親が夏の暑い日に大きな西瓜を持って帰って来た。私が「おおきいね」と言うと母親は「高そう…

むにむに
3年前
9

夏日

じゅわじゅわじゅわじゅわじゅわじゅわじゅわと耳の奥で蝉が死なないまま夏が来たみたいに日差…

むにむに
3年前
4

エレベーター

4/22 俺と友人2人の計3人でカラオケ店に入った。そのカラオケ店はビル1棟がまるまるカラオケ…

むにむに
3年前
1

アパート

0-9 僕はアパートに住んでいる。ボロい2階建て全6室の小さなアパートで、2階は4室、1階は2室…

むにむに
3年前
6

ハムスターを潰すバイト

シンプルに金欠で口座残高が3桁だった頃、少し親しい知り合いから持ちかけられたバイトがハム…

むにむに
3年前
22

11/10

広いコンクリート製の暗渠のような空間とたくさんのクラスメイト。夢の中の俺はいつも子供のま…

むにむに
4年前

電球切れた

どれくらい眠ったのだろうか。瞼を無理やり開いて壁掛け時計の時刻を確認しようとしたが、何も見えない。この部屋は夜になると本当に暗いのだ。私は布団から腕を伸ばし、ろうそくとマッチを探り当てる。マッチを擦ってろうそくに火を灯し、擦ったマッチの硫黄を嗅ごうと鼻に近づけてみたがよくわからなかった。布団の位置からしてドアはこっちだろうか。先を照らそうとろうそくを高く掲げたのは失敗で、灯台の元暗しの言葉通りに何かを踏んで足の裏をざくりと切ってしまった。驚いた拍子に落としたろうそくはどこかに

2月に行った地元の海

逆張りで冬の海をエモーショナルと呼ぶような、そんなはぐれ者が2、3人はいるだろうかと危惧…

むにむに
4年前
3

YOFUKENI

寝苦しいな、なんだか蒸し暑い。布団からモソと目覚めると夜中だった。今は何時くらいなんだろ…

むにむに
4年前
6

バナナ入りのホットケーキ

真夏の曇り空のぬるい日差し。照度だけでいえば冬の快晴とそう変わらない明るさだけれど、夏空…

むにむに
4年前
7

ドラえもん あじのもとのもと

5年前に書いたやつ 設定:少年が事故で手にドラえもんのひみつ道具、あじのもとのもとを被って…

むにむに
4年前
5

夢日記詰め合わせ

俺はインターナショナルスクールのような雰囲気の、妙に綺麗な作りの学校にいる。少人数のクラ…

むにむに
4年前
2

初夢(2020)

初夢でこの夢を見て以来幸せなことが起こるたびに今この瞬間深夜のソファの上で目覚めたらどう…

むにむに
4年前
3

癖的サムシングの話

俺は眠る時にいつも頭まで布団を被らないと寝れない癖があって、夏でも頭にだけはタオルかけて寝てます。これには理由があるんですよね。これは俺の幼少期の話です。 俺のばあちゃんは第二次世界大戦の経験者で、子供の頃は集団疎開と言って空襲の多い東京から地方へ一時的に他の子供たちと集団で避難をしていたそうです。父が言うには当時の疎開した子供たちは朝早くから夜遅くまで農作業を手伝わされ、食糧難もあったため餓死した子供もいたとか。でも、ばあちゃんの子供の頃の写真がいくつか残ってるんですけど