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半年過ぎて…どうする鎌倉(それは来年のやつ)


先日【鎌倉殿の13人】恐らく折り返し25話が放送されました。


書きたいな…書きたいな…と思いながらここまで来てしまった感が個人的にはあるのですが、逆に今がキリがいいかとも思い筆を取った次第しだいです。


まず、一言ひとこと
人が、死…いや、退場させられ過ぎじゃない?


鎌倉時代。
大河ドラマでは戦国や幕末がテーマになりがちですが、ちょうど10作前の【平清盛】が平安時代でそれ以降少なくとも10年は戦国以前のテーマはないと思います。武士の世になってると思います。


【平清盛】は当時、大河ドラマ史上1番最古のテーマと言われてました!
ちなみにそのときの鎌倉殿は、まだ少年だった中川大志くん(少年期)。周りに負けず存在感を放ってましたよ。


2024年の【光る君へ】も平安時代(中期?)のようですが、恐らくこっちが古い?最古更新かな?
平家の時代からの鎌倉時代だからね。
平家の時代は平安時代だよね。どうかな。


源氏と言えば頼朝と義経しかピンと来ないし、鎌倉時代から室町あたりのふわっとした時代に席巻した北条ってどっから来た?どこまでいた?


とは思ってましたので、今回の大河ドラマも個人的にはよい勉強になっています。


折り返し25話まで来て、源氏があまりにわたしの中でふわっとしていた理由がわかった気がしています…いなくなりすぎだよ…


では前半ダイジェストに語っていきます!


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◎話ないんかと思った


第1話!第1話ですよ。
正直やることないんかなと思いました。
なにせ源氏の時代ってわたしの中では頼朝しかないので、源氏だけで1年って実際厳しいんかな…って思いました。


だってなんか間をとりあえず埋めるためみたいな、フィクション120%の三谷節のやりとりを1年間見守るのちょっとキツいかもな〜〜〜って思いました。


わたし史上、1番の大河は【いだてん】なんですけど、同率、というより初恋みたいなポジションに【新選組!】があるんです。
【真田丸】も大好きでしたよ。
秀頼が中川大志くんでしたね。かっこよかったです。(推しなの?笑)


だから三谷大河はめっちゃ期待してましたが、あの1話はどうなんだろ…続くんか…?って正直思いました。


ですが今思えば、あの頃が1番よかった…
今は昔、年貢の米を数えるだけの生活…
って感じです。


外も内も揉めまくりの、息もつかせぬ半年でした。


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◎頼朝大泉さんどうでしょう


前作の【青天を衝け】の草彅くん扮する上様がたまらなく高貴で、からの、大泉さんの高貴な頼朝で。


いやぁ、高貴な頼朝は無理だよ大泉さん。
だってしばしば端々に大泉さんが出てるもん。


って思いました。先程から容赦なく辛口です。


でも!…まぁ高貴こそは、やっぱりわからんけど
頼朝は大泉さんよかったです…!


あのやることなすこと、他人には測りかねるような、海のように広いかと思えば、氷のように冷たかったり、人をぎょくのように大事にしたかと思えば、枯葉のように扱ってみたり…


定まらない頼朝を、だけど放っておけない頼朝を
大泉さん見事にやり抜かれましたね…!


最後…あんだけ好き勝手だったのに、
いっぱい振り回して、いっぱい困らせたのに
しっかりぽっかり寂しくなりました。
これが、頼朝という存在なんだろうなと思いました。大泉さんすごい!!


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上総介かずさのすけの退場から本格的にザワザワ


宿敵平家を倒して、源氏をてっぺんに据えて
世の中を平らかにする…は、わかる。


だから平家の首を取るまでに、さまざまな敵が立ちはだかる…のもわかる。


しかしまぁこのドラマは、戦国・幕末大河ではあまり見られなかった、内部の混乱が酷い。


あの、周りもまだるかるか頼朝やれるんか?くらいのひよっこ時代から、頼朝の背中を守るに頼もしかった上総介が、あっさり退場させられて、


ずっとヒリヒリしていたのを我慢してたけど、
わたしの個人的「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」が始まりました。


上総介を切り捨てて、これからどんなやり方で世の中切り拓いて行く気なんや頼朝…ってなったよね。


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◎純朴と残酷は紙一重


北条が普通だとしたら、異様さが垣間見えていた頼朝が、完全に異様に分類されたきっかけは、義経という存在じゃないですか?


上総介のことは、あのときはあれしかなかったと思うしかないと納めていましたが、義仲そして義経と頼朝の隣を過ぎていった理由を見れば
頼朝ってそういう手段を常套手段として使うやつなんやなって思いました。


そういう一面、ではなく、実はそういう人、といいますか。


頼朝の人生を語る上で欠かせない存在、義経。
菅田くんの義経ヤバかった。
惹きつけ力と残忍さ、根っこにある危うさ。


義経と言えば、兄に誠心誠意尽くして、兄に切り捨てられた“可哀想”な人物。


だけど菅田義経は”可哀想”なだけの義経ではありませんでした。


情けなくて、愚かで、放っておけなくて、目が離せなくて
武士であり、鬼神であり、男であり、弟でした。
とは言えやっぱりあんな別れ方あっていいはずがない!涙


どんな感情だろうと、どんな状況だろうと
目が輝いてましたよね。
キラキラだったりギラギラだったり。
菅田くん最高でした。


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◎義時の変化を”成長”と言いたくない


鎌倉の大混乱の中、小四郎!いますか?います!
っていう絶妙な存在感。


いないようでいる。ちゃんといる。
実は”いないはずない”存在。


このドラマの主役は”鎌倉殿”じゃないんですよね。


1番政治に興味がなくて、1番政治に向いてなさそうだった小四郎が、1番政治をやっているここまでの状況。


米を数えていた小四郎はもうどこにもいません。


このドラマの主役は”鎌倉殿”じゃなかった!
となる感情は、勝手極まる意見ですけど、ここまで小四郎が主役のドラマとしては”上手くいっている”証拠なのではないかと思います。


なぜそう思うかまではわからん!笑
小四郎だから。としかわからん!笑笑


小四郎は小四郎の人生を歩みながら、誰か別の人が歩む予定だった人生を歩まされているんじゃないかとまで思わせます。
奮い立たせているのか、縛られているのか。


でも、小四郎いますか?います!なんですよね。


透明に見せかけて、この人透明じゃないよね。
何色なの?それを他人に悟られず透明のように柔軟によどまずに流れて行っているように


周りにみせてる。


上に立つべきは”鎌倉殿”という存在。
それに対して、戦で必要な武芸でも戦略でもない、小四郎という強み。


こんな男に誰がした!って言いたくなる。
本当はこんな男だったのかもしれない。


第1話の頃と違う、確実に起こった小四郎の”変貌”を成長と言いたくないわたしです。


小栗さん…最後まで頑張ってほしいです…!


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長澤まさみさんのウィスパーな語りが豪華すぎるとか、実はずっとガッキーって大河呼ばれてないよねって思ってたから鎌倉殿の発表あったときはめっちゃ期待してたとか、蒲殿も大姫も切なすぎるとか、政子これも耐えて尼将軍になってくんかとか、とか、とか、とか、まだ言いたいこといろいろあるけど、…恐らくだいたい言いました!笑


いやーヤバい、鎌倉殿。
よっ、三谷大河!最高かよ!


大志くんも最後まで頑張ってほしい。
この流れ無理矢理感あるけどまじで応援してる。笑


三谷さんが、このドラマが終わる頃には、視聴者は鎌倉殿の”13人”の名前が全部言えるようになってる的なことをおっしゃっていて


鎌倉時代に馴染みなさ過ぎたわたしは「まじかよ」のカッコ笑い、くらいに思ってましたが
これ言えるぜ、絶対。笑


みんな、暑い夏も寒い冬も乗り越えようぜ!!
(謎テンション)


では最後に…
小四郎には鈴の音が聞こえてなかったな…






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