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「気が利くね」と言われる全ての方に考えてみてほしいこと

「気が利くね」

よく言われたし、そんな自分が好きだった

人の気持ちがわかることが

喜ぶ言葉を口にできることが

アイデンティティのように思っていた

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#はたらくってなんだろう

このタグを見つけてからずっと

あることについて考えていました

数ヶ月前とあるテレビ番組で

夫婦仲を円滑にするために

「期待するのを止めた」

そんな話をしていました

そもそも「期待」とは何かを考えてみました

「私はこんなにがんばったのに」

「どうしてわかってくれないんだろう」

「なんでこんなことも分からないんだろう」

「何を考えてるんだろう」

ネガティブな方に目を向けると

こんな感情が浮かび上がります

これら全てに共通することは

「人の気持ちは考えればわかるもの」

そんな思い込みに気が付きました

目に見えないものなのに、

口にしなければ分からないものなのに

いつからでしょうか

「空気を読む」や「気が利く」ことは

当たり前に出来ることのように

出来なければいけないことのように

そんな世界になっているような気がします

考えてもわかるはずのない誰かの感情を

一生懸命に予測し、好かれようと努力し

口にしてもいない自分の感情を

「どうしてわかってくれないんだろう」と

怒り、悲しむことに時間を費やしました

聞かなければ分からないし

分からなくて当たり前だったのに

それから私は「気を使うこと」

「だれかの気持ちを予測すること」

を止めてみました

しばらくすると

「空気を読むことで、気を使うことで

私の選択が狭まったり出来なくなるのなら

そんなものなくたっていい」

そう思えるようになりました

今でも「気が利くね」と言われます

「気が利くね」と言われる方の多くは

元々「優しい」人が多いように思います

その「優しさ」を自分の為に使ってみてください

「空気を読んで」「よく思われたくて」

やらなくても良い仕事まで

頼まれてもない仕事まで

抱え込んでいませんか?

もしも空気を読んで、先回りをして

「こんなに頑張ったのに」

「どうしてわかってくれないの」

と思うなら

「気を使い過ぎている」のかもしれません

一度

「人の気持ちも自分の気持ちも分からなくて当然だし、わからなくていい」

と考えてみると違ったものが

見えるかもしれません🌞

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今の私は昔のように

よく思われようと

空気を読んで頼まれてもいない仕事まで

抱え込むことはありません

そういう仕事の仕方を始めてから

「気が利くね」と褒めてくれる人より

きちんと言葉でお願いしてくれる人の方が

信頼できる、そう感じるようになりました

嫌なことははっきりと口にするし

まだ得意ではないけれど、

仕事をお願いできるようにもなりました

きっと昔の私は今の私を

苦手なタイプだと言うだろうけど

人の目を気にして一生懸命だった

あの頃よりずっと、

はたらくことが楽しい


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