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『書くと生きる』

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2021年1月の記事一覧

Being mixed with carbonic acid (炭酸に紛れて)

明るく染めた髪がふわふわ揺れる。 留学先の語学学校で出会った彼は、四つも下なのに私をちゃ…

seLenA
3年前
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Make my choice muddy(選択を濁して)

「浮気をしました」 正座をした男が口を開く。そういえば昨日の昼からおかしかった。いつもな…

seLenA
3年前
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ある日の話

3ヶ月も前に拗らせたまま、 「友達」でも「恋人」でもない僕らは 本音を話すこともないまま …

seLenA
3年前
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「書くと生きる」

Cut out the moment(瞬間を切り取って) 目次▼ リボフラビン・シンドローム The ebb and flo…

seLenA
3年前
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With the moon and the elf(月とエルフと)

どこにも出掛けなかった休日の終わり 彼はいつもスーパーに誘う。 何度ごねても諦めないのは…

seLenA
3年前
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Melted in carotenosis(オレンジに溶けて)

「居てもいなくても同じでしょう?」 僕なりの、反撃だった。 ----------------------------…

seLenA
3年前
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さよならの半分

毎週月曜日には、彼女をブロックする。 ブロックなんてする歳じゃない。SNSに振り回されるなんて十年前じゃ考えもしなかった。 ーー便利になった分、息苦しさは増えたよなあ。 洋介は心の中で溜息をついた。 嫌いになったわけじゃない、ただ自由奔放な彼女に疲れてしまっただけ。いつも楽しそうな彼女と自分を比べて、卑屈になっているだけ。 連絡が来ないのはわかっている。二ヶ月前の告白から、彼女発信の連絡はパタリと途絶えた。 二日にいっぺんは来ていたつまらない報告もいまや、僕が送れ

The ebb and flow of the tide(潮の満ち引き)

「大事にしてくれない人とは付き合えない」 別れを切り出したのは、彼女だった。 毎日の連絡…

seLenA
3年前
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リボフラビン・シンドローム

チョコレートみたいにドロドロの、深い沼にいるように、彼女の言葉はいつも甘くて辛辣だ。 え…

seLenA
3年前
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