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2023 J2 第8節 ベガルタ仙台 vs 愛媛FC

前節勝利を挙げた両チームは、2009年に仙台がJ2優勝を決めた時以来の対戦。仙台は勝って上昇気流に乗ることができるか。スタメンはこちら。

【仙台】59分松下→長澤、鎌田→オナイウ、79分エロン→中山、90分郷家→小出、中島→菅原
【愛媛】46分ベン→松田、パク→窪田、65分菊池→石浦、78分茂木→佐藤、90+2分前野→谷岡

仙台はスタメンを大幅に入れ替え、知念が今シーズン初先発となった。
愛媛も一部スタメンを入れ替え。茂木は古巣戦。

髙田のミドルで幕を開けた試合は、序盤の20分こそ、球際のバトルで勝ち、セカンドボールを拾えたため、仙台ペースで試合が進んだが、愛媛がビルドアップを始めると徐々に愛媛ペースとなる。それでも、40分に松井からのビルドアップを鎌田が良い位置で引き出し、右サイドに展開。それを受けた髙田のクロスを中島が合わせ先制に成功し、1-0で前半を終える。
しかし、後半に愛媛が松田、窪田を投入してくると流れは一変。まずは窪田に一人で持ち込まれるとセットプレーを連続して与えてしまいピンチの連続。カウンターで作ったチャンスは1回程度で、基本的に愛媛のボール保持が続くが、左サイドの前野のところで数的優位を作られ簡単に前進を許す形に。65分に石浦が投入されると、彼が仙台の選手の間でボールを引き出し、右サイドの窪田のクロスから同点弾を献上。78分に、今度は窪田の左からのクロスから逆転弾を献上し1-2。ホームで悔しい逆転負けとなった。

序盤の20分以外は完全に愛媛の試合だったため、今日の結果は妥当。愛媛の立ち位置や、ボールの引き出し方が素晴らしかったのは事実だが、これまで対戦してきたチームと比較して桁違いで良かったかと言うとそうではない。2つの失点シーンは、明らかに寄せきれておらず、侵入させてはいけないエリアに簡単に侵入させていた。また、簡単にクロスも上げさせすぎで、監督の言葉を借りれば「今までできていたことができなかった」ということ。
横浜FCに勝てる力は持っているが、このようなゲームをしてしまうこともまた現状のチーム力。まず、ここまでの7試合で披露したパフォーマンスを戻す作業に注力してほしい。
次節はアウェイ藤枝。昨年は、これ以上ない負け方をした悔しいスタジアム。今季の藤枝の結果を見れば、勝たなければならない相手なので、今節を払拭するような試合になることを期待したい。

2アシストの窪田は良い選手でした

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