ベガルタ仙台2020年1月期中間決算

ベガルタ仙台の中間決算についてです。

確か10月にニュースが出ていたのを思い出したので調べてみました。断片的でしたが、貴重な情報が載っていました。

そうこうしてるうちに、本決算の見込みと今年の予算案が発表されてしまいましたが、それは次回ということで。

まず、前提ですがベガルタ仙台は1月に本決算を迎えます。
したがって、これから記載する内容は2020年1月期決算の中間決算発表と、それを元に2020年1月期本決算がどうなるか、というところまで触れる予定です。
ややこしいことを書いてますが、要は「2019シーズどうだったか?」です。
また、2月から翌年1月までを1年と考えているため、試合数の関係で上期と下期の割合が6:4になります。つまり、中間決算はある程度よくて当たり前、ということです。

ではまず売上から。

実績は15億2700万円で前年同期比112.6%増加でした。通期の売上高予想は29億8100万です。
(公式HPより)
この数字の6割を今回の中間決算で達成しているとよいのですが、その額17億8900万円には達しませんでした。

ここから、下期の見込みを計算します。
下期の見込みは10億4800万円で、通期の売上高予想は25億7500万円。前年比95.9%と減収が濃厚です。

このように、J1 全体が右肩上がりの傾向の中、ベガルタ仙台は2年連続の減収となることが濃厚のようです。

そして、その大きな原因は、スポンサー収入の減額です。

通期で13億円の予想を立てていましたが、中間決算では5億5700万。前年比97.3%で、中間予想の7億8000万を下回る数字です。下期の見込みは3億7100万で、中間決算を足すと通期で9億2800万。前年比81.6%と、収益の大きな柱であるスポンサー収入の減額が響きそうですね。それにしても、ここにきて10億台が割れてしまったのは非常に残念。中間決算会見で菊池社長は、「金融、保険関係の広告収入が減少」と述べていました。

一方、健闘したのが入場料収入。
動員数は減少しましたが、決算上は前年を超えています。

中間決算の実績は、3億8900万円。通期の予想が7億1000万なので、上期分目標額に対しては91.6%でしたが、前年比では119.6%と増加。下期は2億5900万を見込み、通期では6億4800万を見込みます。こちらも予想に対しては91.2%ですが、前年比では106.5%とプラスに転じる見込みです。
ダイナミックプライシングが効果を発揮したらしいのです。単価を上げるとこは上げ、売れないところは下げていくらでもいいから売る。今季はこれが全試合に適用されるとのことなので、観客動員数に注目しましょう。平時開催のルヴァン杯が伸びるといいですね。

具体的な本決算は5月までわかりませんが、とにかく約2億の赤字を抱えての船出になった2020シーズン。我々サポーターもできることから始めていきましょう。

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