2023 J2 第35節 ブラウブリッツ秋田 vs Vファーレン長崎

上位陣との連戦が続く中、ホームに迎えるのは長崎。前半戦で大敗した借りを返したい一戦のスタメンはこちら。

秋田は2トップを梶谷、丹羽に変更。また、水谷がベンチスタートで才藤がスタメンに。
長崎は4-3-3。助っ人4人はかなり強力。

秋田はハイプレスではなくミドルプレスを選択。アンカーのマテウス・ジェズスを2トップで挟み込み、パスコースを消すことで長崎のビルドアップを停滞させる。長崎は、マテウス・ジェズスが最終ラインに落ち、中村が落ちてボールを引き出し、サイドバックの米田、増山まで繋ぐことで解消を試みるが、決定機は35分前後のカイオ・セザールのヘディングシュートとミドルシュートの2回のみ。エースのファンマを抑えることに成功した秋田の試合と言える前半だった。

後半は、序盤に長崎にチャンスが訪れるも、圍のセーブで耐えると、時間が経つにつれて、スペースが空きオープンな展開に。両チーム、選手交代で締めにかかるが、スコアは動かない。秋田は、サイドからのクロスなどで飯尾、青木にそれぞれ決定機が訪れるもの、ポストと、波多野のセーブに合い決められずにスコアレスドロー。長崎としては、昇格に向けて手痛いドローとなってしまった。

秋田としては、自信を深める勝ち点1だったと思うし、これだけ戦力に差があるチームに対して無失点で終えられたことは満点に近い。勝てていない状況を踏まえれば物足りないかもしれないが、やれることはやっているので、あとは1点取るための取り組みをどこまでやれるか。
チャンスをより多く作ったり、シュートを1本でも多く枠に飛ばさないと、相手がどんな順位であっても勝ち点3を得ることは難しいだろう。

次節はホームでの奥羽本戦。まだ、1度も勝利したことない相手に、ホームで久しぶりの勝利に期待したい。