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2024 J2 第3節 ベガルタ仙台 vs 水戸ホーリーホック

ミッドウィークにカップ戦を戦った両チームの一戦。仙台はホーム開幕戦でしっかり勝ち点3を積みたい。スタメンはこちら。

【仙台】62分オナイウ→郷家、エロン→菅原、87分長澤→知念、相良→マテウス、90+3分中島→有田
【水戸】62分長尾→髙岸、67分甲田→新井、安藤→寺沼、80分野瀬→久保、石井→山﨑

仙台も水戸も大方予想通りのスタメンとなった。

両チーム似たようなことを志向しているため、完全にどっちかが流れを握る試合にはならないが、強度は高く見応えのある展開に。
両チーム最初の決定機は、仙台が59分に迎えたエロンのシュート。水戸の守備陣形の外でボールを回していたが、菅田が中を刺すパスを通すことに成功。この辺りから、水戸の陣形が少しづつ緩み始めたこともあり、仙台が選手交代で手を打つ。郷家が入ったことにより、ボール保持時は髙田が高め、郷家が1列中を取るようなポジションにすると徐々に攻勢を強め76分に先制。小出で奪って、郷家、相良と手数をかけずに奪った得点はお見事。また、この直前にロングスローから与えた水戸の決定機を林が防いだことも大きかった。
そして、懸案となっていた終盤も耐え、ホーム開幕戦を1-0完封で締めくくり2連勝となった。

勝てたことも大きいが、クリーンシートで終えられたことがこの日の何よりの収穫。まだ3試合ではあるが、今日のクリーンシートで監督が示す「1試合平均1失点」を達成したことは自信にも繋がる。今節は急に清水が4失点したりしているので、そういうことがないように期待したい。
攻撃面は、ビルドアップ含めてまだまだだ。確実に強度が維持できない季節を迎えるまでに、ある程度の完成が求められるため、もう少しの辛抱か。それまでは、なるべく相手陣内でボールを奪えるような守備と、攻撃陣同士の連携の向上。加えて、セットプレーで耐えるしかないだろう。

今節の勝利で2位となったものの、J2がそこまで甘くないことはこの2年で思い知らされた。この後も厳しい戦いが続くが、自動昇格を狙える位置をキープするためにはとにかく負けないこと。極論、失点しなければ負けることはないし、最後は失点数の少ないところが上位陣に食い込んでくるはずなので、まずは、次節秋田で秋田を上回る強度と守備を披露したいところ。

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