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2023 J2 第34節 ファジアーノ岡山 vs ベガルタ仙台

ここ3試合で2勝1分と復調した仙台が、3連勝中の岡山とアウェイで対戦する。どちらもプレーオフ進出のために負けられない一戦のスタメンはこちら。

岡山は予想通りのスタメン。
仙台は中山に変えて許熔埈がスタメンに。山田が久しぶりのベンチ入り。

キックオフの流れと、ホームの大声援を背に受けた岡山が序盤から攻勢に出て、CKから早々に失点かと思われたが、林の前に立っていた田部井がオフサイドと見なされ事なきを得る。
しっかりとした守備で耐えると、20分以降は齋藤学を筆頭に岡山陣地に侵入していくシーンもあったが、チャンスらしいチャンスを作ることはできずに前半が終了。

後半は、開始から前に出ていき、サイド攻撃を中心に攻め込むが、大分戦のように危険なエリアに侵入することを許してもらえず、決定機と呼べたのは加藤がペナルティーエリア外から放ったシュート1本のみ。
岡山も同様ではあったが、ルカオ、ステファン・ムーク投入後は、ルカオが収めたり裏を取ることで厚みが増した印象。
このままスコアレスドローかと思われた後半アディショナルタイムに、CKのこぼれ球を林が触れずにいるとステファン・ムークに叩き込まれて試合終了。アウェイで痛恨の敗戦となった。

試合自体は良かったと思うが、これが現状の精一杯ではないか。最後は内田のボールロストからコーナーキックまで持っていかれてしまったわけだが、そういった細部に目を向けつつも、ここ2試合決定機を作るまでに至っていない攻撃に目を向けるべきだろう。
とはいえ、本当によくここまで持ち直したと思うし、ここで岡山に勝てるのであれば、そもそもこんな順位にいないので、粛々と受け止めて次に向かうしかない。

こうなると気になるのは、残りの8試合の位置付け。
伊藤さん解任と堀監督就任の理由は「来年J1戦うため」だったはず。来年も堀さんが監督をやっていただけるのであれば、残りの8試合に意味を見出せるのだが、そうでない場合はどうなるのか。
とはいえ、外から見ている我々がそんなことを知る由もないので、「来年も堀さんが監督であることを信じて」今シーズンを見ていくしかないだろう。
9月の水戸と熊本。10月のいわき、秋田、山口をしっかり叩かないと、また逆戻りになってしまうので、それぞれのチームに向き合い、戦い、勝ち点3を積み上げて欲しい。

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