2024 J2 第29節 ベガルタ仙台 vs いわきFC
両チーム、前節の敗戦から立ち上がることができるかが注目の東北ダービー。スタメンはこちら。
仙台はCBの實藤が欠場し小出がスタメン。最も注目が集まるポジションには鎌田の名前が。
いわきも、CBの生駒が欠場。前節ゴールを挙げた熊田は移籍後初スタメンとなった。
序盤から出足の鋭かった仙台がペースを掴む。いわきの裏を取る意図は明白で、3分にエロンにチャンスが生まれ、序盤から得点の匂いが。先制点はスローインの流れから中島の1発が飛び出す。それ以降も、いわきの裏と、セカンドボールの回収、要所要所の球際のところで勝り、試合の主導権を渡さない。前半にいわきにあったチャンスは1回ぐらいで、ほぼ完璧と言っても問題はなかったが、それは有田が1点仕留めていたら、と言うところだろう。
後半も、開始早々に有田がチャンスを逃すと、その後はいわきペースに。前半とは打って変わってペースを上げてきたいわきに対し、押し込まれる場面が増えてくるが、62分にいわきのミスから中島がボールを奪うと、攻め急がずに後ろにボールをつける。このあと、外回りで前進し、CK付近で郷家がFKを獲得してから敵陣で試合を進めることに成功。
その後は、選手交代で相良が入り、給水タイムを挟んだ後、相良の仕掛けから得たCKから中島にこの日2点目のゴールが生まれ2-0。以降は危なげなく試合を進め、6ポイントゲームを制することができた。
長澤退団でどうなることかと思ったが、まずは鎌田がしっかり仕事をし、それ以外の選手も手を抜かなかった。表現の仕方がよくないかもしれないが、このタイミングでの移籍はチームにとってプラスだったのかもしれない。そう思わせてくれるほど、この試合は良かった。
また、この日2得点を挙げただけでなく、要所要所でのプレーが光る中島の存在感は抜群。キャリア初の2桁得点に乗ったということで、ここからも得点を積み上げていってほしい。
他会場では長崎が終盤に追いつかれたことで勝ち点差は「3」となり、いよいよ背中が見えてきた。岡山ー山口は岡山が制したことで、3位〜5位は、長崎、仙台、岡山の並びとなり、この3チームが一つの団子となりそう。ただ、少しでも気を抜けば、山口、いわき、千葉との6位争いに巻き込まれる。
次節は最下位群馬。その後もホームで注意の甲府、藤枝と続くが、慢心せずにとにかく1試合づつ勝ち切っていきたい。
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