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2023 J2 第12節 ベガルタ仙台 vs 大分トリニータ

終わってみれば1勝しかできてない4月のラストゲームは、昇格レースに残るためにも絶対に落とせない。連敗で迎える大分も同様だが、昨年は大分が2勝。スタメンはこちら。

仙台は小出がスタメンに復帰。中島がベンチ外で、前線は氣田と山田のコンビ。そして、ベンチには梁勇基。
大分は、安藤、保田などかなりメンバーが入れ替わった印象。

実に4年ぶりのユアスタ現地観戦。

2019年8月以来のユアスタは空席が目立つ。
それでもギリギリ1万人は入ったらしい。

試合は、「相手の背後」を取った仙台がペースを握る。山田、氣田、郷家or相良の3枚が、大分のセンターハーフを消しながら、3CBへプレスをかけ、ボールを回収orミスを誘発した結果、大分のWBの後ろ(3CBの横)のスペースを突くことができた。
先制点の起点となったCKも、金太鉉と氣田で狙いを実現したことで生まれたCKだった。

ゴール自体はゴラッソ。

34分には香川が退場し、仙台は人数でもアドバンテージを得ることとなる。

大分は、シャドーの中川、野村がボールを引き出しつつ、伊佐が収めたり、裏へ抜け出すことでボールを握りたかったが、まず、伊佐が若狭ラインコントロールを前に四苦八苦し、野村、中川は鎌田、エヴェルトンのチェックを前に、ボールを受ける位置がどんどん下がってしまい、ペースを握ることができなかった。
結果、前半は決定機と呼べるシーンを作ることができず、仙台リードで折り返す。

後半は大分が、香川退場後に4-4-1のような形にし、ビルドアップの際にGK高木が頻繁に参加する形に変化したことで、大分がボールを握る時間が増えたが、危険なエリアに入るシーンは数えるほど。むしろ、2CBが開いた形の間に高木が加わる形を取っていたため、前で引っ掛けると即仙台の決定機となっていた。しかし、75分〜85分の間に、2点、3点と取るチャンスがあったものの仕留められずにいると、83分にこの試合最大のピンチを迎えるが、茂のヘディングシュートは枠の外。これが決まっていたらと思うと、なんとも言えない気分になるものの、1-0完封でホームで2ヶ月ぶりの勝利となった。

手放しで喜べる内容ではないものの、とにかく勝ったことは大きいし、試行錯誤しながら積み上げてきたものが間違っていないと確信できた勝利だったのではないだろうか。

ただ、本当に大事なのは次と次。
順位を上げていくために必要なことは「連勝」。秋田、水戸、ダービーとタフな戦いが続くが、ここからの攻勢に期待しよう。

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