見出し画像

2024 J2 第2節 V・ファーレン長崎 vs ベガルタ仙台

開幕戦は共にドローだったチームが初勝利を目指す。直近の対戦では長崎が3連勝中だが、今季はどうか。スタメンはこちら。

【長崎】46分名倉→澤田、笠柳→松澤、66分秋野→マテウス、加藤→マルコス、76分ファンマ→エジカル
【仙台】70分郷家→相良、エロン→中山、82分中島→有田、88分長澤→知念、オナイウ→マテウス

長崎は飯尾がコンディション不良でメンバー外となったため、ボランチの山田がサイドバックに。
仙台は相良に変わり郷家、中山に変わりエロンが今季初スタメンとなった。

この日の仙台の守備は明確で、長崎の攻撃の起点になるであろうアンカーの秋野を徹底的に塞ぐこと。中島とエロンで秋野を挟み、ボールを持つ長崎2CBを郷家とオナイウが監視することで、長崎の前進を許さなかった。
これに対し長崎は、郷家、オナイウの動きを見て、SBの山田や米田、インサイドハーフの名倉、加藤を出口にすることで前進を図ったが、バイタルエリアへの侵入は数えるほど。また、簡単にファンマへロングボールを供給するシーンもあったが、そこは菅田と小出がしっかり対応し、試合を通して安定感を感じさせる出来だった。

一方、ボールを持った時はどうなったかと言うと、右SBの髙田と左SHのオナイウがサイドで高い位置を取り、DFラインは石尾、菅田、小出の3枚に。センターハーフの長澤、工藤はそこまで位置を変えず、郷家、中島が1列中に入る形を披露。長澤が最終ラインに落ちて、工藤と縦関係を作る時間もあったが、ここはまだ模索中といったところか。

前半はどちらに転んでもおかしくなかったが、前半ラストプレーのFKで仙台が先制。時間的にもこの先制点は最高だった。

後半も同様の展開が続く。途中投入の相良が決定機を逃し、長崎に流れを渡すかと思いきや、こちらも途中投入の中山のボレーシュートが炸裂。シュートはさすがだったが、ストライカーをボックス内であれだけフリーにしている守備だと、長崎が上位には食い込むのは難しいだろう。
相手の反撃を1点に抑えた仙台が、敵地で貴重な勝ち点3を手にした。

2週連続で九州遠征となったが、その2試合で勝ち点4は上出来。意図や形も見えつつあるので、この強度を保ちつつ精度を高めていきたいところ。
今後はルヴァン杯を挟んで、水戸、秋田、熊本、徳島と続く。チームとしてのスタイルは確立しているが、保有する戦力では圧倒的に勝る仙台がどう戦っていくか。去年の二の舞は避けたいので、常にチャレンジャー精神で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?