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2023 J2 第22節 ベガルタ仙台 vs 徳島ヴォルティス

後半戦1発目は、ここまで同カード3戦連続引き分けの徳島。いよいよナイターゲームが始まる夏場で、スタートダッシュを切ることはできるか。スタメンはこちら。

GKは引き続き小畑。前線は中山に変えて許熔埈がスタメンに。
徳島はJ2では反則的な柿谷がスタメン。

試合は、キックオフの流れから開始5分こそ仙台が徳島陣地に押し込むも、徳島のボール保持が始まると主導権を渡してしまう。徳島の3CB+アンカーの白井に対して、有効なハイプレスの形を見出せずに、簡単に前進させる結果となってしまったため、早々にミドルプレスに切り替え。徳島3CBからのサイドチェンジや、白井を経由してゴール前までボールを運ばれるシーンは多々あったが、決定機とまではいかずに耐えていると、28分に松下のスルーパスから待望の人が待望の先制点を奪う。

ゴール前での冷静な切り返しは山口戦でも見せていたので、そろそろかなとは思っていたが、ようやく来日初ゴール。

徳島ペースの中でも先制点を奪い、1点リードで前半を終え、まずまずの45分だった。

後半は、状況によって松下をアンカー、エヴェルトンを1列挙げてハイプレスに再チャレンジするも、その効果を発揮する前に失点。

この場面は、クリアボールを許熔埈が上手くキープできずに失ったところからだったが、クロスもダフってるし、杉本のシュートもダフってるのでなんとも言い難い。しかし、ハーフタイムに開始15分に注意しようと指示があったようなので、詰めの甘さを問いたいところ。

その後は、攻守が入れ替わる展開となり見所は多かったが、両チーム通じての最大の決定機は75分の徳島。バー、ポストに嫌われ勝ち越しを逃すと、試合はそのままドローで終了し、昨シーズンから4戦連続引き分けとなった。

ポジティブな要素としては許熔埈がゴールを奪ったことと、負けなかったことくらいか。ビルドアップはある程度できるようになってきたものの、ゴールを奪う道筋がまだまだ不明瞭。カウンターから氣田が抜け出すシーンは多かったが、ゴールには繋がらなかったし、チームトップスコアラーの中島、郷家はこの日は不発だった。

これで6月は1勝1分2敗と、急速に勝ち点を積んだ5月と比較するとかなり厳しい結果となった。7月は、日並びの関係もあってリーグ戦6試合が待っており、終盤戦をどの位置で迎えるかを決定づける重要な月となる。対戦相手も、山形、清水、栃木、金沢、東京V、藤枝と順位もチームスタイルも様々。ダービー、ホームゲーム、下位チームとの試合は落とせないとなると、殆どの試合を勝たなければならない。幸い、この後の3連戦は山形→ホーム→栃木と移動は少なめなので、そこのアドバンテージを生かしたいところ。7月で4勝、5勝は取らないとプレーオフ圏内も怪しくなってくるので、積み上げてきたものを信じて戦ってほしい。

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