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商店街放浪記-九州編#11 くまモンと中心市街地

-商店街放浪記とは-

2022年4月から、全国各地の商店街を巡るべく旅をしながらさまざまな地域を訪れました。旅中はその都度SNSで発信していたのですが、Noteでも記録として残していきたいと思い、当時を振り返りながら放浪記を記していこうと考えました。

「商店街を巡るために旅をする」
そんな少し不思議な旅の一幕をお楽しみください。

旅する商店街マニアの商店街放浪記

前回のエピソードはこちら


次なる目的地は熊本市中心市街地

子飼商店街を後にして、次に訪れたのは数多くの商店街が密集している熊本市の中心市街地です。

熊本市の中心市街地は、熊本城を中心に広がる商業と観光の拠点です。上通・下通商店街は全長約1.5kmのアーケード街で、地元住民や観光客に親しまれています。桜町エリアにはショッピングモール「SAKURA MACHI Kumamoto」があり、観光と買い物の両方を楽しめます。熊本地震で大きな被害を受けたものの、熊本城の復旧とともに地域は活気を取り戻し、イベントやグルメも充実。歴史と現代が融合した、熊本の魅力を凝縮したエリアです。

Chat GPTより出力

新幹線が停まるJR熊本駅からは少し距離が離れていますが、熊本市電という路面電車が中心市街地のエリアを走っているので、市電を使って熊本駅から街や熊本城を巡ることができるみたいです。

まちなかには路面電車の路線を多く見かけます


熊本の娯楽施設が集まる場所
-サンロード新市街-

熊本中心市街地で最初に訪れた場所は、サンロード新市街です!
今では全蓋アーケードの商店街ですが、1975年頃は片側アーケードだったみたいです。

全長235m、幅18mのサンロード新市街は、下通り(しもとおり)商店街の南側に位置しています。明治36年(1903年)、当時熊本市を二分していた連兵場・兵役跡地に完成し、熊本一の繁華街として映画館、飲食店、商店などが並び、多くの人で賑わいました。現在は、映画館、ゲームセンター、パチンコ店、飲食店などが多く、熊本の娯楽施設を楽しめます。

熊本市観光ガイドより引用


人と環境にやさしいまちづくり
-下通商店街-

次に訪れたのは、サンロード新市街とアーケードが繋がっている下通商店街です!高さ地上10メートル 道幅15メートル 長さ511メートル の高層アーケードが特徴的です。

熊本のシンボル、日本三大名城の熊本城を背景に、その城下町の中心に位置する市庁舎を始め、諸官公庁等の中高層ビルゾーンや、大型店(鶴屋百貨店,パルコ熊本店)と連接し、路面電車電停やバスターミナルと近接し、アクセスも良好です。
下通商店街の南北には、上通商店街(全長約600m)新市街商店街(230m)があり、熊本繁華街の中央に位置しています。

会員数約175店舗を有し、その65パーセントがファッション・身廻品・文化用品・飲食などの専門店です。また、デパートやブティックなどのファッションやアミューズメントの中心地であり、またカフェや郷土料理などの飲食店が軒を並べるグルメ街としても有名です。
平成17年から平成21年にかけて老朽化したアーケードを改装し、LED照明化・可動式休憩所(ストリートファニチャー)設置を行いました。

下通商店街は人と自然に優しく明るい街です。

下通商店街Webサイトより引用


木材とのハーモニー
-上通商店街-

続いて訪れたのは、下通商店街と道向かいにある上通商店街です!
商店街の歩道部分であるカラー舗装には、全国的に珍しい「木材」が部分的に使用されています。木材のやさしい“歩き心地”が、散策する楽しさを演出しており、熊本県から優れた建築物等に贈られる「くまもと景観奨励賞」を受賞しています。

熊本の中心地、通町筋から並木坂までの全長600m、幅11mの商店街、上通。坪井川を挟んで、日に日に復興が進む熊本城を望むロケーション。周辺には、県立美術館や県立伝統工芸館、熊本市現代美術館といった文化施設が点在しています。ギャラリーやホール、書籍、古書籍といった店舗も多く、熊本の文化の発信地でもあります。
上通とつながる脇道や裏通りにも、独特な雰囲気の店舗が見られ、日々新たな化学変化が起こっています。地名や町並みに城下町の香りを残す一方で、若者が集い「今」を発信する―そんな、昔と今の融合が感じられる街です。

長い歴史を持つ一方で、上通は、チャレンジを恐れないスピリットを受け継いでいます。2003(平成15)年に、全国でも初めて広範囲に電子マネー「Edy」を取り入れたのもその現れ。それまでも全国各地で実験的に導入されていたものの、商店街全体として始めたのは上通が初めてでした。
そのほかにも、アート作品を商店街の各所に展示する「上通アートプロジェクト」、分野別のプロフェッショナルによる講座を通して商店街の資質向上を目指す「上通スタンダード大学」、店舗スタッフが講師として、消費者に専門店ならではの知識を伝える「まちゼミ」など、多彩なプロジェクトを企画・運営。“文化の街”という上通の魅力を踏まえた新たな取り組みを常に続けています。

上通商店街Webサイトより引用


御駕籠衆の居住地だった名残り
-駕町通り商店街-

次に訪れたのは、駕町通り商店街です!

通町筋の鶴屋百貨店とパルコ熊本店の間から銀座通りとの交差点までが駕町通り商店街です。
昭和48年8月に振興組合として設立されましたが当時は「熊本市中央商店街」と呼ばれており、平成3年のアーケード改修時に一般公募により、現在の「駕町通り」に決定致しました。

この一帯はその昔、代継宮の神田でしたので神田原と呼ばれていました。加藤清正が代継宮とその神領を白川左岸に移し、跡地に侍屋敷を開きましたが、その頃からこの一帯は切米取りと呼ばれる同一職種の侍屋敷となっています。

この通りは、藩主とその一門の人々を乗て運ぶ御駕籠衆の居住地でしたから、俗に御駕小路とか駕丁と呼ばれていました。 駕丁の東の通りは戦のときに幟を掲げる御昇衆の居住地で昇町、西の通りはお抱え力士の居住地の相撲町と呼ばれ、明治12年に正式の町名となり、明治40年までその町名が続いていました。

くまもと商店街ネットより引用


商店街と”くまモン”

熊本といえば、やっぱり”くまモン”!

くまモン 自己紹介
ボクの名前は「くまモン」。
2011年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに生まれたんだモン。
ボクの仕事は、身近にあるサプライズ&ハッピーを見つけて、全国のみんなに知ってもらうことだモン。
ボクが大好きな熊本のことを、みんなにもっともっと知ってほしいから、これからもどんどん会いに行くモン!
魅力いっぱいの熊本とボクのことを、これからもよろしくま~☆

くまモンランドより引用

さすが、熊本市の中心市街地。
商店街の様々な場所でいろいろなくまモンを見ることができました!

サンロード新市街

下通商店街

上通商店街


熊本市の中心市街地は、アーケードの位置が高いことに加えて透明度が高いため、商店街全体が明るい雰囲気になっているのが特徴だと感じました!

次回は、熊本県人吉市の商店街を巡ります。


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