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【孤独の2日目】高校生が初めて四国と九州行ったら一人旅要介護者だった

やばすぎる2日目は始まってしまう。

午前2時ぐらいになると乗船券が買えるので知り合いを起こして乗船名簿ってやつを書いて窓口に提出して乗船券を買います。
窓口の人が手動で名前を入れているらしく、名字が微妙に誤字ってました。夜勤お疲れ様です…

いよいよ乗船です。乗船客は自分たち以外には旅行客はおらず、みんな地元の人(漁師?)っぽかったです。流石にこんな時間のフェリー使うのは頭おかしいらしい。

初の大型船

腰高くらいの仕切りで6個ぐらいの大部屋に分かれてますが、地元民ぐらいしかいないので、1部屋を2人でのびのびと使うことができました。コンセントもあって良い。

ささっとシャワー浴びているうちに出港していました。ゆったりとした揺れが大型船であることを感じさせます。

ここで一つやらかしました。歯ブラシがないのでどんどん歯が痛くなってきます!
2日目の夜まで葉の痛みと戦い続けることになりました。
夜行のフェリー乗る方は歯ブラシ必須です。ついでにタオル

カーペットの上に雑魚寝なので、1日目に着た服を枕にしました。寝れはした。
でも船内を探検したりしたので、寝るのは3時30分とかそれくらいになりました。もっと早く寝たほうが良かった。

九州の夜明けは遅い

目が覚めたのは6時半。5時過ぎにはすでに九州の臼杵港に到着しており、この船で7時まで船内休憩ができます。
2日目はこさととは別行動で、この時点で寝坊らしいですが、自分は普通に間に合う時間でした。

船を出るときは特に何もせずそそくさと出ていく感じでした。港も八幡浜港と違ってこじんまりとしていて、人もいない。


横から出た


到着


誰もいない


6:35



日の出は遅めに感じました。京都より西に行ったことがなかったので、遠いところにいるという実感がわきます。


駅までまた30分ぐらいかかり、しかもかなり寒いのできつかったです。

この規模だと無人駅は当たり前みたいです。ここ臼杵駅から1時間半かけて大分駅を目指します。

やってきた電車は、赤と白が目を引く電車でした。内装も目を引くものばかりです。そこらへんの観光列車より大きい窓、断面が見えるアルミの荷物棚、奇抜な黄色のドア、ベンチみたいな形の椅子など、九州らしさ満載で心が踊りました。

Wikiより引用


治安


観光列車より窓でかい

駅間は長く、冬は空調は使わないので、静かな印象でした。7時に起きるだけで、早朝に起きたと錯覚しそう。
途中、特急の待ち合わせをしたりしながら、太陽の光がようやく上がった頃(8時過ぎ)、大分駅につきました。

8時過ぎ

高架駅で新しめな雰囲気が漂います。まずは、これからつかう「旅名人の九州満喫きっぷ」と自由席特急券を買います。JR九州アプリで自由席特急券を購入しましたが、仕組みがよくわからず少し手こずりました。
※よく考えたら旅名人は由布院で買ってましたね。時間なかったか

悪夢の久大本線と由布院

ここから半日かけて久大本線を乗り通します。
まずは特急ゆふに乗って由布院の手前で降りました←意味なかったです。

下調べを船でギリギリまでしていたので、普通にミスってました。
湯平駅は一応聖地の最寄りですが、徒歩で1時間のところに温泉街があります。無理じゃん。車以外は到達は無理と言えます。

一応タクシーを検討しましたが、着いてから呼ぶのは無理でしかないのでつぎの列車まで待つことにしました。ここから雲行きが怪しい

やってきたのは黄色い気動車。これで由布院まで移動しました。

由布院で降りたら、今までとは大違いなほどに観光客で溢れていました。7割韓国人でした。

切符を買おうと窓口に行こうとしたら、ばあさんのキャリーケースに当たってしまいすみませんと言ったら、帰ってきた言葉は「sorry」でした。泣きたい。

ここまでフリーパス使ってないっていうね

気を取り直して飯を食べようとしましたが、テンションがだだ下がりなので、道外れにあるセブンでおにぎりを買うことにしました。

コンビニ飯、ミニ三脚、フィルムカメラ

そこに行く道中、小学校の前の道で韓国人グループが酒をラッパ飲みしたあと、道に吹き出していました。がちできしょい。

そのあと、近くの公園で飯を食べ、フィルムカメラのフィルムを交換したり、fpに両面テープでssdを貼り付けたりしました。

実は巻き取れてなくて何も写らず現像しちゃったんですよね

フィルムはFUJIのSuperia Premium 400からCinestill50Dに変えました。(実は巻き取れてなくて現像したら真っ白でした😱)

しかし、またなんかおかしいです。空シャッターが押せない。

数十分由布院の公園で格闘した結果、シャッターボタンにロックがかかっていることがわかりました。わからんやろそんなの。

一応湯気が出てる湖まで行きましたが、微妙でした。さっさとここから抜け出したい。ここは1人で行く場所ではないです。無理でした。

つまらんかった

由布院駅まで戻りましたが、乗る列車の時刻の40分前に戻ってきました。時刻見間違えてますね。

脱出

豊後森行きの列車に乗って西に進みます。
乗客は打って変わって地元民が数人いるだけで、とても落ち着きました。

金色の列車

終点の豊後森につきました。まだ久大本線は終わりません。
あたりはたまに車が通る程度の静かな場所です。

目指すのは一応聖地の豊後森機関区です。
映画のポスターの元になっている場所です。でもそんな似てないので期待しすぎないように。

徒歩10分ぐらいで着きました

一応聖地?

ここは観光客というよりも地元の人のほうが多く、でも子供の声以外ないくらい閑散とした場所でした。お会いする予定だった映像作家のSPOのmasaさんもここで撮ってましたね。

大分に向かう特急列車が通過するらしいのでCinemaDNGで撮ってみました。

ssdを安価に固定する方法として、両面テープを思いつき、由布院のセブンで昼飯と一緒に両面テープを買っていました。しかし、ここにつく頃にはもう剥がれてしまい、使い物になりませんでした。(後日、リグ買いました)

あと、地元の子供が撮影中になんかいろいろ叫んだり写り込んだりしました。子供は嫌いなので微妙にきつかった。余裕があったら多少喋れたんでしょうか。

駅に戻る道中に、アイスクリームを売っている服屋みたいなのがあったので立ち寄っていきました。スマホゲームにありそうなキャラクターのぬいぐるみとかポスターがあったので、映画が出る前から、なにかの聖地だったようです。

お店のおばさんと軽く話をしましたが、聖地巡礼に訪れる観光客は多いと話します。
アイスを食べているタイミングで時刻表にない列車が通過する音がしましたが、多分「或る列車」の復路?
お店の人が言うには、ななつ星が通ることもあるそうです。観光大国九州おそるべし。

歯磨きしてない歯に甘いものは痛い。
お店のおばさんとここまでどうやって来たかとかこれからどこに向かうかとか談笑しつつ、発車の時間が近づいてきたので、豊後森駅に戻ります。

さっきと同じ

乗車するのは、さっき豊後森行きだった列車です。
実質1時間通過待ちする久留米行きとも言えますが、久留米行きとして案内するには酷な所要時間なのでとりあえず豊後森行きにしてそうです。

さっきと同じ列車で西を目指します。もういろいろありすぎて疲れ、あと2回途中下車する予定でしたが、久留米まで乗ることにしました。

列車はさっきとは打って変わって川沿いなど狭いところを進んでいきます。

久大本線は、山や川の近くを走ることから、かなり高い頻度で運休になります。最近だと、2012年、2017年、2020年、2021年に豪雨で長期運休が発生しています。2021年に関しては、全線復活から5ヶ月で不通になるなど、なかなかすごい現状です。
そんな路線に全線完乗できたのはある意味すごいかもしれないと、この記事を書きながら思います。

日も傾いてきました

そして久留米に到着。時刻は17時過ぎ。ラーメンのいい匂いが漂います。ホテルは佐賀ですが流石にまだ早い。途中下車をなしにしたので数時間早まってます。

そこで、ささっと西鉄で博多方面に行ってとんぼ返りして佐賀に行けばちょうどいいかなと考え、まず大牟田まで向かうことにしました。

隣で終点になる9両編成を見送り、やってきた3両編成に乗り換えます。

電話ボックスみたいな乗務員室が目を引きます。

終点の大牟田駅につきました。自分が使っている旅名人の九州満喫きっぷは、九州の私鉄や地下鉄すべてに乗ることができるので、実質タダです。(特急、新幹線を除く)

九州の私鉄"西鉄"を体験

JRも西鉄も30分に1本で、この時間に博多方面に向かう人は少なく、乗った特急には数人程度でした。

西鉄は単線を110km/hで爆走するので、スリルがあるはずですが、大牟田に着く前に日が落ちてしまったので、揺れとgps速度計と駅を通過するときの明かりぐらいでしかわからないのが残念。つぎは昼に訪れたいですね。

待ってる普通電車が2両だったり、ミント色だったりで未踏の地という感じがして良い。

ブラウン管?

西鉄福岡天神に着きました。佐賀へはJRを使う必要がありそうですが、博多と天神は少し離れている気がしたので(実際は知らない)、途中まで西鉄で行って、jrと近くなるところで乗り換えることにします。2駅ほど乗り換えができる駅があるらしいです。

福岡天神まで来た電車がそのまま普通列車として折り返すらしいのでもう一回乗ります。さっきは先頭車だったのでつぎは真ん中あたりに乗ることにします。

そして発車。先程と同じ列車なのになぜか妙にホラー感が漂う。
蛍光灯が切れている。
車内のモニターが壊れたアナログテレビのように、振動するたび真っ暗になったり、ビリビリする。
終点で降りるならまだしも、聞いたことのない途中駅で降りるのだから、せめてまともに案内してほしい。
記憶が正しければ、あとやばい人もいました

リアルなホラー

到着の時間を乗換案内で何度も確認しながら、列車は紫駅についた。自分が降りて10秒ぐらいでドアが閉まって発車していった。ホームが狭い。

この駅は最近出来た駅で、新しさが残ってました。

看板も紫
禍々しい

JRの二日市に乗り換えます。割とすぐ着きます

やってきた電車は九州の通勤電車の象徴ともいえる、座席撤去車でした。

真ん中に座ると絶対に相席になる狂った電車です。

でかい空間

鳥栖まで行って長崎本線に乗り換えます。

来たのはさっきより新しそうですが、2両しかないです

なんかかっこいい

なんだこの座席。相席が何となく嫌だったので、ドア近くの補助席に座ってみましたが、ゴミみたいな座り心地。
くたびれた革の座席は座面がドア側に傾いており、これが電車の座席か疑いました。

感覚は新鮮だけど座り心地はゴミ

幸い途中の駅で席が空いたので修行みたいなことにはなりませんでした。

そして今日の最終目的地、佐賀駅に到着です。
この時点で21:42、マジで長かった。

駅は高架で立派に見えますが、県庁所在地にしては人はほぼおらず、一番しょぼい県なのではと考えてしまいます。

疲れ切った状態で近くのラーメン屋に行きましたが、疲れすぎているのか、店員とのコミュニケーションがうまく取れず、ちょい迷惑をかけてしまいました。ほんとすいませんした。

そしてホテルへ

ついにまともに泊まれるところへ。

人生初のチェックインというものをしましたが、別に金払って説明聞いて終わりなのですんなり行きました。

3日ぶりのまともなベッドです。これか人権か。

人権

船での睡眠を体験した後なので余計にホテルのありがたみがよくわかりました。

寝心地が最高でした。

1日目にのんだコスタコーヒーうまかったからホテルで無料のコスタコーヒー飲んだけど、普通に苦かった

本日の移動(401km)

スリルと邂逅の3日目へ…

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