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Twitter歴10年、SNSで心掛けているを書き出してみた

どうも、正月の時間あるときに書けるものは色々書いてしまおうとネタ帳を掘り起こしてnote書いてますフォトグラファーのクロカワです。

Twitterを見ていると日々色んな議論や話題やネタが飛び交っていますが、まー色々と思うことが多いです。思うだけであまりそういった話題に触れる気もないですが。

そしてここ一年は特にSNS(主にTwitter)の運用のことを聞かれる機会も増えました。取材も昨年3本くらい(たぶん)受けていて内容は大体ブランディングのお話。

色々取材等々や知人友人との酒の場で語ったりもしますが、noteに書いたらどっかの誰かの参考になるかもと思い、ちょっと書いてみます。
これは長文の予感。

前提条件

まずSNSの話をする上で、前提をしっかり示しておかないと無駄なツッコミや曲解を生むので書いておきます。

僕自身はTwittterを10年やってて(長い)、フリーランスのフォトグラファーとして広告やファッションやアーティストやたまにコーポレート関連の撮影をしたりしています。
仕事の7割くらいはSNS経由での御依頼だったりします。
この辺の話は過去記事にで話ししてたりします。

まーこの記事は有料記事なので、気になる人はどうぞということで。

話が少しそれましたが、僕にとってはSNSは仕事をする上で欠かせないもので、そういった人間がこの記事を書いてますよって話です。
ですので、この記事で述べることすべてに...

SNSを活用して仕事をする

というのが前提となります。
SNSを活用する目的ともイコールです。
趣味とか交流とか情報収集とか、それらが中心の方は読んでても息苦しいかもしれません。ご了承を...

では早速行きましょう

1. 前提(目的)をぶらさない

早速ですがこれです。これがまず第一です。
「SNSを活用して仕事をする」を常に頭に入れてSNSと向き合う。

そもそもSNSに限らず、なにかアクションを行う時には目的が必要で、それがないとまぁブレる。何をしたらいいか分からなくなる。
会社で言えば理念とかそのあたり。
何かアクションをするときの実行可否の判断としてこの目的を使う。

具体的にはSNSで何かを投稿する時に
「この投稿で本当に仕事に繋がるのか」
と問うことができます。
結果、誰のためにもならないツイートは減る。
ゼロにしちゃうと疲れちゃうので「無駄が減る」程度の活用で良いと思います。

そしてこの目的を達成するためには
・覚えてもらう
・自分の好きと社会の需要の交点を探す

この2点を大事にしています。

仕事を受ける上でそもそも覚えてもらわないと何も始まりませんし、フォローされるされないの話以上に大事なことです。
フォロー数も500とか1000超えてくるとフォローしてる人全員覚えているのは困難になりますし、フォローしてなくても「あーみたことある」って記憶される場合もあるので、覚えてもらうのはとても大事。
そのためにアイコンや名前をわかりやすい形にしたり、いわゆるブランディングと言われるアレやコレやに試行錯誤するわけですね。

そして、自分の好きという本質的なものと社会の需要の交点を探す。
これが作風であったり、コンテンツそのものだったりするわけです。
好きなことじゃないと続かない(僕の場合は)し、社会的な需要がないと仕事にはならない。

この辺の話はこれだけで記事1本かけそうなボリュームになるので割愛しますが、まずは目的とそのための努力をSNSでアクションする大前提に据えています。

2. 自分とSNSのアカウントをイコールにしない

これは人それぞれだと思いますが、僕はイコールにしてません。
写真の話がほとんどですが、別に僕の私生活は写真だけじゃなくて、スニーカーも好きだし、肉食ったりネトフリでアニメ見てダラダラしたりもします。でもそんな話はほとんどしない。
あくまでも自分の中の「写真」の部分だけを出す。
イコールにしないことで、生活全体の中で写真に関するときだけSNSを見るようになって、SNS依存もしなくなるし、自分と関係のない話題に触れて無駄に心を揺さぶられたり憤ったりしなくなります。
発信に注力すると結構気が楽なのでおすすめです。

3. 分かりやすくシンプルなアカウントを心がける

先述の話にもつながりますが、SNSで出す側面や情報を絞る。
僕の場合はフォトグラファーなので写真のことしか基本的にはアウトプットしません。見てくれてるフォロワーも写真以外の話題を目にしないので「写真の人」って認識してくれているでしょうし、初見でプロフィール見てくれる人にも「写真の人」って認識してくれてると思います。
そこに作風が追加されて「カラフルな写真撮る人」ってブランディングになってると思います。

自身のSNSのアカウントのテーマはひとつかふたつに絞るといいです。
僕の例でいうと「写真」だけでもいいですし、「写真」と「スニーカー」の人でもいいんです。ただスニーカーの話たくさんしてもそこに特に狙いはないのでしてないって感じです。

ツイートする話題、キーワードが増えれば増えるほど何の人かよくわからなくなって普遍的な個人アカウントに見えてきてしまうので、当然記憶に残りにくいですし、テーマは絞るに限ります。

4. 機能するツイートを心がける

全ツイートにこれをやるのは疲れるのでやりませんが、基本的にはツイートには何かしら目的や機能を設定してたりします。
僕の場合はツイートというよりは写真そのものだったりしますが。
この写真(ツイート)は「ファッションの仕事増やしたいからファッション向けに刺さるように」とか、まぁそんな感じです。

ちょっとフォトグラファー寄りの話をすると、いわゆる「作品撮り」に機能や目的を設定してます。
写真にデザインを入れたクリエイティブを作って「グラフィックに入れ込みやすい写真撮れますよ、余白へのケアを撮るときからできますよ」みたいな。
人撮れますよ、ブツ撮れますよ、かわいいの作れますよ、かっこいいのも出来ますよ、僕の写真はgifアニメで動かしてもかわいいですよなどなど...

仕事への活用をSNSの目的にしている以上、そうなるようにSNSへアウトプットする作品撮りに目的をもたせるのは当然でしょう。
って当然だと思ってても、結構色んな方から「なるほど〜」って反応をもらうので書いてみました。

いやいや、目的がない作品撮りって趣味だから...
趣味にモデルさんとかヘアメイクさんやスタイリストさんを付き合わせるのは違いますしね。

その作品撮りで撮った写真でいくらの案件取れるの?
その写真で50万の案件取れる?
本当にその作品撮りは作品足り得るの?仕事につながるの?
みたいな話をしたら若干引かれたことありますが、目的意識大事。超大事。

5. 議論しない

はい、しません。
140文字で議論は疲れるし向いてない。
そもそも僕のスタンスとして議論はテキストでしたくないし、議論するとたいてい論破がつきまとう。これは論破しようと意識しよううがしなかろうが、着地が論破になりがち。
「なるほど、お互い意見は違いますが素敵な意見交換が出来ました」
なんてシチュエーション僕は見たことがないんで議論はしません。

6. 善悪は判断しない、好き嫌いだけで良い

これも議論しない話に近いですが、なるべく善悪で分けるようなことはしたくないです。だって善悪、正義なんて人それぞれですから。

最近の話題に触れるとこのツイート

オカダダイキさんの1万人目指してって企画があちこちで話題になってます。広告業界の信用云々だとかどうのこうの。
※この話題、知らない人は特に追いかける必要はないと思います

信用云々とか定義が曖昧で人それぞれの正義が色んな種類があるので、あまりこういう話題に触れたくないし、正義どうの信用どうのとかツイートすることに意味は感じません。
そもそも各々の信じる正義がぶつかりあうから争いや戦争は起きるわけなので、正義論争はノータッチです。

そしてこのトピックの話に戻りますが、好き嫌いは語ります。
好き嫌いって主観的だし、何かを善悪やゼロイチで二分するような言葉でもなく、個々人の美学の話なので好き嫌いの話はしたいし、他人の好き嫌いの価値観を聞くのも好きです。
好き嫌い、美学が似てる人とは仲良くなりやすいですし。

ちなみに先述のオカダダイキさんの1万人目指して云々の企画については好きじゃないです。でも、彼が以前(数ヶ月前とかかな)行った顔写真を広告に誤出向した企画は単発で見るとウィットに富んでて好きです。

事象の好き嫌いなだけで、人を全否定する使い方はしないのも心がけていることだったりします。これが善悪の正義論争になると人格否定まで行くものも多いですし、やっぱ好き嫌いの話だけで僕はいいやーって思います。

7. 本質があった上でのブランディング

ブランディング論を求められるシチュエーションが多いんですが、本質はコンテンツそのものなんですよね。
なので、僕の場合はまずいい写真、素敵なビジュアルを作ることに全力出して、その上で届けるかに頭を使います。
その過程で、クリエイティブを届けるアカウントがどうあるべきかがブランディングなので、クリエイティブありきです。
ブランディングだフォロワー数だとはしゃぐのはダサいっすね。

8. 数字も意味も大事

先述のオカダダイキさんの話じゃないですが、数字は大事です。
フォロワー数1万人ってわかりやすいし、端的に言えば1万人に見てもらう環境を作る努力ってすごく大事。

YouTuberやインフルエンサーやアイドル周りでよく出る話。
「そもそも見てくれる人が少ない状態でどんなにあがいてもブーストしない。たくさんの人が見てくれるからこそアクションに可能性が生まれる」

これは確かに心理です。
僕の場合で言えば、仕事を発注してくれる可能性のある広告関係の人がフォロワーの中にいる確率が1%だったとして、フォロワーが1000人なら10人だし、1万人なら100人。
その1%の人たちのなかで実際に仕事につながるのが20%なら、フォロワー1000人の場合は2人だし、フォロワー1万人なら20人。
20人で1案件ずつだとしても20案件、継続案件になる確率が...とかちょっとアバウトな計算しただけでも、フォロワーが多いほうが助かるのは言うまでもない。

でも数字だけで語るもんじゃない。
フォロワーっていい方をすると数字に直結しやすいですが、ようは視聴者とも言えるですよね。賛同者も否定的なウォッチャーも含めた視聴者。
見てくれている人たち。
バズ狙ったり何かしらその視聴者を増やすアクションと、それによって増える視聴者が、自分を本当に応援してくれる人たちなのかどうかが大事だなぁと僕は思います。
目的が「SNSで仕事をゲットしたい」だとして、その目的に寄与しない視聴者がいくら増えたって意味がないし、マッチングとしても互いに不幸だなと思うんです。
自身とフォロワー、互いにとって意味のあるフォロー関係が良いですね。

どっちが論ではなくて、数も意味も大事。

9. 失敗しても気にしない

ちょっと書くのに疲れてきました笑
思ったより熱がこもってしまった...

失敗しても気にしないってのは、誰かを傷つけたり不幸にしたり何かを毀損するものでなければ、失敗はいくらやってもいいくらいの気構えでやってます。ツイート、消せますし(でも犯罪とかだめですよ)

ウケると思ったけどウケなかったとか、そういう類の失敗は気にせずやったれって感じです。

あーこのトピック書きづらいな。炎上とか程度とかの話です。
これ読んでくれてる人たちならそういう当たり前の常識ありきの失敗の話だったのはわかるとは思いますが...

10. 常に他を知り自分に問う

発信するだけでいい、なんて前に書いてましたが発信するのに必要な情報はもちろんチェックします。僕なら広告関係や写真関係、今の流行や技法やこれからの流行などなど。
いわゆる市場調査です。

その上で、流行に乗るのか逆張りするのか。
僕の場合は大抵逆張りです。

フィルム写真や外で撮ったナチュラルな写真が流行ってるなら、スタジオでバチバチに決めた写真で切り込んでやろう、みたいな。
ソッチのほうが楽しいからという天の邪鬼です。

でも基本は自分の好きがあった上での話です。

最後に...

どれもこれも、自分が当たり前に思うことをテキストにしただけなので「当たり前じゃん」って反応も多いと思いますし、そうだと良いなとも思いますが、脳がSNS脳だって言われるんですよね。
で、当然SNSは苦手だとか、見る専門って人もいるので、
「2020年はどんどんSNSを活用するぞー」
って人にはもしかしたら参考になったかかもしれません。
(そうだといいなぁ)

というわけで書き終えたところで編集も見返しもせずこのまま公開します。
ではまた

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