(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
タイトルから想起するイメージを、良い意味で裏切られます。
一見、ルネッサンスに関わる歴史物かと思いきや、本書の主題は「イノベーションをいかに起こすか」にあります。
本書の結論は、”革新的なアイデアは、「交差点」(異なる分野や文化が出会う場)で生まれる”と言います。
この結論自体は、決して真新しいものでは無いように感じます。ですが、本書の魅力は、交差点でのイノベーションを起こすにあたり、こと細やかにその段階・勘所を体型系に説明していることです。
上記のようなタイトル、その節々の要旨の枠組みに、思わず膝を打ちます。
アイデアの創造法としては、名著と呼び声高い『アイデアのつくり方』でもアイデア創造の全過程が記されていました。
これも本質を捉えています。ですが、本書では、さらに具体的に、かつ、複数人での方法論が記されており、更に実用性が高いと思われます。
よくもまあ、不確実性の高い事象をここまで言語化・体系化できるなあ…
この本を読み、"不確実なものを掴む力"が、今いる先の世界に行くための鍵だと改めて感じます。
運しかり、イノベーティブなアイデアしかり、どちらも、Aをやれば必ずBに繋がる、と確証されているものではありません。
だからこそ、不確実なものをいかに掴むか。100%掴めるものでない、けれど、その確率を上げる方法は確かにあると。
「予期せぬことを予期せよ 」。この言葉を大切にしていきたい。
P.S.
農業インターン・副業・プロボノ大募集!
学年や年齢、農業経験の有無は問いません!
インターン・副業・プロボノに興味のある方は、ぜひご応募ください!
農業界の未来を、共に切り拓いていきませんか?
【①インターン】
【②副業・プロボノ】
※個別対応のため、TwitterのDMでお問合せください(下はイメージ)。