(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
過去に囚われることなく、未来を描くヒントが、SFの中に。
ラリー・ペイジさんからジェフ・ベゾスさんやイーロン・マスクさん。
現代のIT産業、いやビジネスの世界を作り出し、折檻したアメリカの名経営者たち。その彼らが共通して口にすること、それは、SF小説が、自らの人生観を、ビジネス観を形作る大きな要素であったと。
新しい世界を形作る力として、筆者たちが注目したのは、SFを作るかのように考える「SF思考」です。
マクロトレンド分析やシナリオプランニング、そして、デザインシンキング等、既に存在する未来の思考法も取り上げた上で、より不確実(かつ先の)未来を、人起点で描く思考法。それがSF思考となります。
遠い、斜め上の未来を想像し、その未来の解像度を上げ、そして、具体的な解決方法(実現方法)を創造すること。
本書の帯文には『直感と論理をつなぐ思考法』の筆者佐宗邦威さんの推薦文もあります。
直感と論理をつなぐ思考法にも共通して、飛躍的な未来を具現化させることがあります。その上で、SF思考だと、より実現したいと願う(妄想する)未来からスタートするのが特徴にあります。
先日読んだ『百年の孤独』。
そして、昨年度のベスト本『幼年期の終り』。
これらの名作と呼ばれるSFの魅力を語り尽くすには…自分が持っている言葉では到底足りません。
しかしながら、これらの小説を読んだことによって、得られた感情、視点、思考経路は、間違いなく仕事を含む自らの人生の糧になっています。
(副次的に、「見慣れない未来だからといって、頭ごなしに拒否しない」という姿勢も得られ、結果的に他者の言葉に対する柔軟性や傾聴力も)
目の前の現実の課題は粛々とこなしていく、加えて、置かれている世界を良くするためにも全力を尽していく。その上で、更に未来も見て、描き、実現させていくこと。
やらなければならない、やりたいことが溢れているからこそ、その先の世界とも向き合っていきたいです。
P.S.
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